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海外に長く住める人の条件

私は、まあ色んな事がありましてあっという間に時間が過ぎ去り9年以上西オーストラリア州のパースというところに滞在し帰国しました。

そして、その間に一度も帰国したいとか思った事ありません。

それを話すと、割と驚く人も多いわけです。

最近は、東京のいとこ達とお酒飲みながらご飯をしました。そこで気づいた事があります。

海外に長く住める人の条件についてです。

わたし、ほぼ9年以上も日本らしい食べ物を食べていなかったんですよね。。。
久しぶりに会うので、いろいろもてなしてくれたんですけど

“あれれ?これってどんな味してたものだっけ?”

というのも結構あった。

正直、帰国した後も向こうの食生活に慣れたので簡単に肉焼いて少し付け合わせをつける、みたいなものを食べてる事も多くて味を忘れてたのも割とあるんです。

「あー!こんな味だったかー!」

とかいうと

「美奈ちゃん、外国人観光客みたいだね。」

と言われました。

そこで思ったのは、外国に長く暮らす事ができる条件として、食べ物に強いこだわりがなく色んなものを試すのが嫌でない性格もあるのではないかと思いました。

オーストラリアは、色んな国からきた移民がいる多国籍国家なので世界の色んな料理に使う調味料や食材が手に入りました。
物珍しいので、試してみたものもあります。そして、現地のメーカーや食材を探すのも楽しかったです。
よく見慣れたものよりも、いろいろ探求するのが楽しく日本のものを食べたくてたまらないという気持ちが特に湧いたわけではありませんでした。

例えばカレーでも、色んなスパイスを合わせて作るのにハマったり、外食でも現地のボリュームあるものやお洒落な感じのカフェのバーガーにハマったりだとか飽きる事はなかったです。
買ってきたお肉でも、日本のものより赤みが多く焼き方を工夫するのに最初はハマりそれでもかなり時間つかっています。

どちらかといえば、食べ慣れてるものをまた探したいというよりは色んなものを探し現地のものを楽しむだけでもかなり食事を満喫できた。

今でもそれは続いていて、世界には色んな食べ物があるし、面白いなあと思うので、輸入食料品店に行って物珍しいものを仕入れたり世界のお酒やお菓子を買うのも好きなのがわたしです。

食と娯楽がある意味、連携していますね笑

海外に長く住める人の条件としては、食の固定化された好みが強い人でないということもあると思います。

どうしても、日本みたいなものを食べないと我慢できないと考える人は海外暮らしはかなりキツくなるかと思うのでおすすめできませんね。

同じものを作りたいと考えれば、食材手配から料理までかなり手間がかかり労力使います。
まあ、それをゲーム感覚で楽しめる人ならいいと思いますが、どうしても大変と思う人は苦労なだけです。

しかも、まともな日本料理はオーストラリアで外食として食べると高額なものも多くしょっちゅう食べて家計を圧迫している人もみました。長く暮らそうと思うと、食費にそれだけお金をかけていてはよほどの稼ぎがないと厳しいのは事実。そして、そんな人が多いですね。

食もそうだけど好みが激しい人とか、自分の国の習慣に固執する人は、海外に長期滞在なんかするとそれだけでストレスになる人が多いと感じます。

あー。あれが食べたいのにない。

そういう風に考えてばかりだとかなり心理的な負担が増す事が想像できます。

それに考え方が、連携してると思うけど日本はこうなのにここは違うとかいちいち気にし過ぎるとストレスは多大ではないかと、、、

正解は個々で違うと、柔軟性を持って考えないとかなり大変。

食べ物はただの一つの例です。

色んなものが好みの人がいる。そして、多様な食文化がある。一人一人がかなり違っている。

違いを知りたいと思い、聞きたいという姿勢があれば英語以前にコミュニケーション取りたいという姿勢があるので相手にも伝わりやすいです。
知りたいと色んな事に興味を持てば、会話だってしたいと思う可能性が上がる。そして会話力も伸びていきます。

食事は毎日とるものだから、ある意味共通の話題。そういう違いを聞きたい知りたいと思いコミュニケーションとれば、それだけで発見は多いですよ。

英語だけできても相互理解したいという姿勢がなければ、コミュニケーションの本質が捉えきれていないといえるでしょう。

そんなもの、真の異文化コミュニケーションではない。

海外に長く住める人の条件としては、食をはじめとして固定化した概念があまりない人の方がストレスがないし、周囲とのコミュニケーションも円滑になり、色々な対応力も身につくので良い経験になります。

そもそも、毎日決まりきって行っていた習慣が打ち壊される機会は海外暮らしでは避ける事ができない。食は一つの例なだけです。
真の柔軟性が試される。そして、それがなければないほど、ずっとストレスを浴び続ける事になる。

違いを楽しんで、一旦理解しようとする姿勢はいろいろな場面ですごく大切です。そうすれば、それなりに考え方次第でどうにでも楽に暮らしていくことは可能です。工夫はかなり必要です。
例として、食材一つあげても日常においても日本と同じようにするなんてかなり難しい。しようとすると労力かかる。

ただ、それは日本を外から見る上でとても良い事です。そして、違いを知り気づくことも大きい。こんな面白いことはないのですが、人によっては色んな経験を話すと可哀想とか大変だねと思う人もいる感じだなと思っています。

私は良い経験したとしか思っていませんし、これからに活かしていきたいと前向きに捉えています。

日本はとても細やかで良い国です。しかし、裏を返せば細かしくて疲れる生きづらい国と私はどちらとも取っています。

良いも悪いもないんですよ。
ある意味、全て表裏一体…。

海外に長く住める人の条件は、自分の考えを持ちながらも状況に順応し柔軟性が持てる人です。その度合いが強ければ強いほど楽に暮らせるでしょう。

なので、逆に考えれば海外に住むことで柔軟性が上がる可能性がある人もいるのかなと思います。

ただ、その反面で自分は絶対今の生活や習慣や価値観を変える気はないと考えている人はきついだけでしょう。

ずっと日本に引きこもって同じ価値観の人だけで固まり、狭いコミュニティに属するしか正解はありません。変えない人達で他者に干渉しないことですね。そうすれば、平和に暮らせると思います。

自分の考えは固執していたいのに、相手の違いが腹たつなんて自分も苦しいし相手にも迷惑なんですよ。ずっと引きこもるのがよい。そういう事です。

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