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何を着るかの自由

みなさん、どんなクリスマスを過ごしましたか?

この時期になると“何を着るかの自由”についていろいろ思うんです。
と、いうのもオーストラリア暮らしが長い間に何度か街まで出掛けてクリスマスイベントを観た事があるからです。

ホリデーシーズンという事で、普段は見ないような沢山の人達がパースの街に出ている時期もありました。
そして、いろんな人とすれ違ったり雑談を交わしたりすれば当然ファッションも目に入ります。

そこで感じたことは、イベントへの楽しさがファッションに反映されてる人が多いなぁということでした。
そして、明らかにいつもよりもおしゃれしてる人も多かった。

イベントには、とても年配の方もいれば子供もいる。とても年齢層は広い。家族総出のグループも多いため。

そこで見かけたのは、枠にはまらないファッションの自由さでした。

子供やすごく若い子でも大人っぽい格好をしている子もいます。大人への憧れからでしょうか。
かと思えば、ディズニープリンセスみたいな女の子や好きなアニメのヒーローになってるような男の子もいる。

お年を召した方も、本当にさまざま。落ち着いたワンピースでおしゃれする人もいれば、クリスマス風の物を身につける人もいました。
リースやツリーそしてトナカイやサンタさんがデザインされたアクセサリーや服をきてる人もいます。

そして和気あいあいと楽しそうに過ごしている人達に共通しているのは、自分の好きなものを選んで着用しているということ。

当たり前っちゃ当たり前なんだけど、

”何を着るのかの自由“

をこんなに表してる日はないと思いました。

クリスマスが近づくと、気軽に買える価格帯のアクセサリーショップには子供用にクリスマス風をデザインしたものが並びます。私は買ってないけど、みてるだけで可愛くてなごむので日々の買い出しついでにたまに覗いていました。
小さい子が、着けると可愛いだろうなぁと思って。

ただ、イベント会場に行くと意外にも子供よりも大人が私がお店で見た可愛らしいアクセサリーを沢山身につけていたんです。

自分が身につけて和みたいから、「子供用」と記載してあっても気にせず買って身につけたんだなあ。なるほどと思いました。

目が合うと話しかけてみました。

「そのアクセサリー、クリスマスらしくてかわいいくて和む。良いですね」

と感想を言ったりすると、

「そうなの。シティーのお店で見かけてあんまり可愛くて身につけたくなったし、クリスマス限定でいい感じでしょ」

みたいな感じで嬉しそうに明るく答えてくれる人の多さ。

自分が気分が良くなりたいから身につけるものを好きに自由に選んで、楽しんでいる。

シンプルな事だけど、大事な事ですよね。

この年だから、派手すぎるとか恥ずかしいとかそういう固定観念がない。
大人になっても子供のように楽しめる人達は、表情が本当に若いんです。そして元気。
いいなあと思いましたね。

まあ、その反面子供が憧れからか大人ぶった格好してる場合もあって面白いなぁと…。

要は気持ちに正直。それって素晴らしい事ですよ

お店側は子供用に準備してあるものでも、自分が好きに楽しみたくて、なおかつ身につける事が物理的に困難じゃなければ自分で判断して購入する。
そして実際に身につける人がこんなにもいるんだなあと自由な雰囲気を感じました。

いくつになったらこんな物を着なきゃいけないとか、そういうのって勝手に人が決めた事で正解なんてないはずですものね。

あとそれと関連してると思うけど、快適で好きなものはいつまでも大事に着る人もいる。

破れても色が薄くなっても、自分が快適で嬉しいから着続ける人も何度見たことか。
古びているからとか、ダサいとかそんな事は気にしない。自分がそれが好きだからです。

そして周りも人の勝手には細かく口出ししない人の多さ。

”その人“の自由を尊重する姿勢は良いなあと思います。

その年でこれは合わない。
今の季節でそれはおかしいのでは。
なんか時代遅れでダサい。

などなど言う奴はほんとうるさいと私は思います。人の勝手だからです。

細かしい事をいちいちうるさい人が多いと、海外に長く暮らして意識的に理解できました。
知らず知らずに本来決まってもいない幻想なルールに他人を巻き込んでいこうとする人の多さ…。

これは思考の一つの例で、頭が柔軟になりにくい環境がある。思考が固定化されてしまえば、新しい事を始めづらいし身につけにくい。

言語もその一つの例だと思う。
英語も日本語とは全く違う言語だから…。

こういう時はこう言わないとか、こんな表現は使わないとか、嘘っぱちの固定化された物言いを信じる人が多い。そして柔軟に会話できない。それで証明されていると思う。
物事や場面を一面からしか捉えていないだろう…

何を着るかの自由を考えてみて欲しい。

気付いたら、幻想であるものに翻弄されていないだろうか?

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