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外国人の日本語。

私はオーストラリアという外国に住む経験をするまでは、外国人にとっての日本語の位置付けについては今ほどは良く分かっていなかった。
(と、言うより意識できていなかったと言うべきかもしれないが…)

もちろん、日本語というものは英語よりは知られていない言語というくらいは思っていたが、ただそれだけ。

それは事実ではあるのだが、私が思っていた以上に「日本語」という言語は知られているんだなということを理解できた。

まず、それは日本発で多く影響を及ぼしているものがある事から派生している。

オーストラリアという国も例外ではなく、漫画やアニメ、ゲームなど日本のコンテンツを知っている人も珍しくなかった。

中には、それだけを楽しんでいる人もいて自分が日本のものに触れていると気づいていない人はいる事は知っておくべきだと思う。
別に、日本発のもので娯楽をしてるだけで、日本自体のことに関心を向けていない人がいるのは事実だからだ。

けれど、意識しないうちに日本語や日本の事を断片的に知っている人はいるのだ。

それだけではなく、日本製の製品は世界に出回っていて外国の方達も多く使ってきているのが現状

コンテンツや製品などの影響から、日本に興味を持っている人は意外に多いんだなと感じることも度々あった。

なんでも興味を持つ知的好奇心が旺盛な人達。
その中でも、優秀な人たちは「日本語」についても興味を持つ人もいる。

外国人特に英語圏の人達にとって、日本語はとても遠い位置にあり知らない人がほとんどだろう。
私がほとんど日本人としか接したことがない時代はそのように思っていたが、それは実際には大きく違っていると今では理解している。

喋ることまでは不可能でも、色々なものに触れてる内に、日本語の聞き取りができる人が結構いるという事実も知った。

中には、もうビックリするくらい流暢に日本語を操る人もいる。
平均的日本人よりも、日本語の単語をよく知っている人さえいるのでは!と何度思ったか分からないのだ…

だから、外国人は日本語が分からないだろうと勝手に決めつけて大きな声で外国人の悪口を言っている人を見かけると私は“ありゃーあれはダメだろう”と思うばかりだ。

また日本内で、見た目が日本人と思わないだけで、英語で話しかける日本人を見てもなんだか違和感が強い。

私はものづくりの会社や研究室などで、日本語流暢な外国から来た方を見た経験があるからだ。
彼らは、日本人よりむしろ言葉遣いに気をつけている印象だったし、礼儀も正しかった。

これは外国の中でも同じで、優秀な人がいる層であればあるほど、日本語を知っている人がいる確率は高い。

見た目だけで区別し、勝手に全然分からないだろうと決めつけるのに良い事はあまりないと思っている。

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