同じようなコンテンツばかりに触れること
英語を身につけるには、よく聞くこともとても大切です。そして、その頻度が多ければ多いほど上達しやすくなります。
音の聞き取り力の向上。
そして表現力を覚えることもできる。
今は、インターネットがあるのでサブスクサービスなどで簡単に英語圏のドラマや映画を観ることも可能。
動作などの非言語コミュニケーションも、現地に行くことなしで分かる。
同じようなコンテンツを繰り返し見たり聞いたりする人もいると思う。
覚えこませるには、反復学習が良いとはよく言われるためだろう。これは事実である。
けれど一旦立ち止まり、同じようなコンテンツばかりに触れることについての意味を考えてみて欲しい。
先に言ったように、いい事があるのは事実だがもう片方の側面も忘れてはいけない。
それは、そのひとつのコンテンツから知らないうちに刷り込みをされるということ。
覚えるという点では良いのだが、あまりに偏ると応用が効きにくくなるという欠点が必ずある。
日本語でも、環境や状況そして人によりいろんな使い方をしているし、その際の身の振り方も大きく異なっている。
決して、一定の言葉遣いの訳でもない。場面場面で違っている。
同じものばかり繰り返し触れる方法は、記憶を定着させるのには良いのだが、応用が効きづらく場合場合で使い分ける能力が育たない事が出てきてしまう。
なので、個人の希望で本来どんな英語を使おうかを決める。その上で、自分の引き出しから取り出し選ぶ作業を自然とでき、初めて自然な英語を使えていると言えるのだ。
この表現はこういう場では使うけど、こういう場では使わないとかを判断する能力。
そして、判断した後に瞬時に切り替える能力が、同じようなものばかりに触れていては育っていかない。
それをもっと重要視すべきはずなのにと思う。
こうすれば伸びる! とか、
これを繰り返し取り組めば間違いない! とか
言うのは簡単だし聞くのも簡単だが、実際に応用力がなければ、コミュニケーションは難しい。
情報をとるだけとしても、分野により大きく異なった表現方法や流れがあるのでそれを読み取るのが難しくなってしまう。
簡単にまとめると、文脈がとれない人間になる。
これは、どんな語学でもそうだけど
同じようなコンテンツばかりに触れる危険性もちゃんと知っておくべきだと思う。
英語圏は様々な人や考え方の人がいて、「違い」が必ずある。
けれども、同じような物ばかりに触れているとそれさえ分からなくなりやすいんだ。
また、英語で情報を取ろうとした時に言葉だけ見聞きして訳せても、意味不明ということも起こりやすくなる。
これは必ずこうなるという公式はないし、状況で変化するということを知っておくことは大切だ。
ー
私がやってる『EG英語カウンセリング』
完全マンツーマンオンラインなので、個々に合った指導で英語力を伸ばすお手伝いができます。
英語学習の悩みを解決して、英語を使える人間になりませんか!
詳しくは、こちらへ