「フレンズ」も良いけど…
英語学習者におすすめの海外ドラマとして、度々候補に上がる 「フレンズ」というドラマ。
私も好きで、全話観ました。
和気あいあいとしてるし、みんな個性があって面白いし楽しい雰囲気です。世界中に好きな人がいるのも納得できる。
日常会話が学べるのも事実でしょう。
ただ、あまりにも英語学習者がこれを勧めているのを見かけるとちょっと疑問に感じる事はあります。
確かに「フレンズ」は海外の語学学校のテキストにも載っているようなドラマでしたが、世界から来た生徒の反応は日本ほどではなかった。
私はオーストラリアに住んでいたとき、現地の色んな層と話した事があるけれどそこまで「フレンズ」が人気というわけではなかった。そして、好みは人によって様々でした。
なので、英語学習者は「フレンズ」も良いけど他のドラマにももっと注目した方が話題が広がるという印象でした。
冷静に考えると、こういう「フレンズ」のような設定のシットコムは好き嫌いがあるものです。
大袈裟なリアクションや、時折り入る笑い声とか苦手な外国人もまあいます。
しかもこれって19年以上も前のドラマだから、かなり設定が古いんです。
日本でも10年ひと昔って言うでしょう…。
しかも正直、英語圏ではもう観ていない人もいるのは確か。
昔に観て懐かしいなあ程度の人も多いドラマです。まあそれだけ愛されていたともとれるけど、若い人は興味なければ知りもしないし、若くなくて過去に見ててもうっすらとしか内容を覚えていない人もまあいるんですよね。
ネーティブスピーカーにドラマのお勧めを聞いた時も、これを強く勧めてくる人は私の周りでは、ほとんどいなかった。
英語教師を除いてはそうでしたね。(多分テキストにあるからで、授業以外では話してもこなかった)
まあすごく昔のだし、エンタメ作品は現代にサブスクがあってとても多いのでこれが敢えて選ばれる理由はそんなに多くはない。
最近のものの方が寧ろ、
あれどう思った?
あなたあれ観た?
面白かった?つまらなかった?
と話題が膨らむ感じでした。
冷静に考えたら、19年も前のもので細かい内容を覚えている人と盛り上がれるとしたら余程の「フレンズ」おたくである可能性もあり、そっちを探す方がむしろ難しいです。
フレンズは下ネタ多い。
ちょっと現実と違いすぎる。
ルームシェアであれはありえなくて嘘くさい。
好きじゃない。
なんか古くさい。
とか色んな事を言う人がいました。
「フレンズ」は面白いドラマで私はあの雰囲気も好きだけど、日本で言われているほど皆んなが好きというわけではないんですよね。
だからネーティブスピーカーと会話したいとか思ったら、あれをみんな好きなはずみたいに思ってると違うこともあるのではと思いました。
現代のものも注目した方が時代のずれが少ないし、特殊な設定が好きな人もまあ多いです。
これは日本も同じでしょう……。
言語が違おうがそれは同じ。
日本でもエンタメなんかは色んなコンテンツがあって、実はみんなが同じものを観て同じのを好きな訳ではない。
外国でもそれは全く同じなんです。
「フレンズ」も良いけど、英語圏の人にとっては1つのコンテンツに他ならない。
それにあくまで、古い昔のドラマなんです。
色んなコンテンツが日々生み出されるなか、多くの日本人が思っているよりは存在感は思ったほどはないはずです。
自分がすごく興味を持っていて好きならそれを会話の種にするのは良いです。それが「フレンズ」であっても良いこと。選択肢の1つ。
けれどエンタメひとつとっても、1つのものじゃなくて色んなものに目を向けて興味を広げることが大切に思います。
そして色んな時代の作品を観るのも会話の幅を広げるのに良いことです。
似たり寄ったりのものばかりだと、会話の幅って広がりにくいですから…
後は、海外ドラマを英語学習に使うには、自分に興味がある事なら続けやすいのでそんなジャンルを探すこと。
本当に興味がある事であればいくらでも話したい事が浮かんでくるはずなのでそれは会話する時にも役立つと思います。
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と、いうことでフレンズ以外の海外ドラマについてもありますよー