英語で別れの挨拶!次いつ会うの?
オーストラリアと日本が違う事の一つとして、オーストラリアに住む人達は他人とでも良く雑談をする事です。
例えば、お店に入った時にはお店のレジの人が雑談してくるし、バス停でバスを待っている間にも色んな人が話しかけてきます。
目を合わせて笑顔で挨拶し、その後に会話をする事の方が寧ろ普通。
最初は慣れませんでしたが、日本に帰国する頃には、アイコンタクトや他人とも気軽に話す雰囲気に、すっかりと慣れている自分に気付きました。
帰国してから4ヶ月以上経過した今でも、知らないうちに他人にアイコンタクトしてしまったり、雑談してしまったりして、宇宙人を見るような目で見られてしまう事もしょっちゅうです 笑
道端で会った人、お店のレジの人、エレベーターで居合わせた人、バス停で出会った人、散歩中すれ違った人…。全ての人達は偶々通りすがりで出会っただけなので、目的地が違います。だから、雑談の後に当たり前だけど別れの時が来ます。
その度に、多くの人が
“See you later!”
と言います。
これ直訳してしまうと、
「また後でね!」
という意味。
日本で、こう習ってきた自分は最初に“See you later!”をオーストラリアで言われた時に戸惑いました。
連絡先を交換して、次に会う約束をしたならまだしも、何故こんな事を言うんだろう?
と不思議だった事を良く覚えています。
それは、ホームステイをしていた時のクリスマスパーティーの事でした。まだ、渡豪して数週間しか経過していない時。
初対面の人達が、何人か私を見かけて話しかけてきました。簡単な挨拶の後、名前やどこから来たか聞かれ、向こうから一方的に話しかけられ、その距離感が近い雰囲気に全く慣れていなかったのもあって、軽く固まってしまっていた私…。
相手側が満足しただけ話して終わると、決まってこの
“See you later !”
という表現が飛び出す。
当時、思考が固まっていた私は
えっ!?次いつ会うの?
連絡先は!?
あれ、”See you later!” 言った後、普通に去ってくやん!?なぜ???
とかバカみたいに思ったものです。
ま、今考えたら会話の雰囲気や文脈から意味を判断しろよ!ってだけなんですが。
これも日本特有の暗記教育に知らないうちに染まってた例と思いました。
何も
See you later != また後でね!
というわけではないんです。
勿論、その意味になる時もあるけれど、それは状況判断って訳。
だから、“See you later! ”は「じゃあね!」とか、「会えて嬉しかったよ!」「話せて嬉しかったよ!」とか色んなニュアンスを持った決まり文句なんです。
すごく便利な別れの表現として、
See you later !
があるから、ちょっと雑談したような通りすがりの人にさえ使えてしまうってわけ。
オーストラリアに長期滞在している間に気づいた事は、オージーは日本人より遙かに嫌な事は我慢しない人が多いという事。
だから話した後に不快感を感じたり、例えば、店員さんのサービスが悪かったりしたら、直接言う人が多いし、性格上言えなかったとしても、無言で立ち去ったり返事を返さないとかの態度で示す場合も本当に多い。
非常にスッキリ分かりやすいコミュニケーションで私は凄く好きでした。分かりやすいから、ストレスになりにくいです。
こういうコミュニケーションを取る人が割と多いから、See you later! は同じ時間を少しでも過ごせて嬉しかった気持ちを表したり、サービスが良かった事への感謝を伝える為にも使える万能な表現なんだなと理解しました。
会話した後、不快に感じたら何も言わないか、無言で立ち去るなどの意思表示をするから、See you later! は人との繋がりに感謝する素敵な表現でもある事が分かりました。
See you later! はただの別れの挨拶や、次の約束の事を話した後でなくても積極的に使える魔法の言葉。
言葉の背景を良く読む非言語コミュニケーションは本当に大事。言葉は直訳してるだけではダメなんです。