発音記号は重要!カタカナでファクトと言ってませんか?
英語の発音が分からない時に、カタカナで確認して発音してみる人も多いと思います。
でも、真面目な話をしてる時にカタカナでファクトと言ったらどうなると思いますか?
ふざけている雰囲気だから、もっとフランクな状態になるし、真面目でお堅い雰囲気なんかはとてもじゃないけど出せないよ!という話です。
まあ冗談が許される間柄なら、笑って済まされるとは思いますが、、
どういう事なのか、説明します。
こんな文章で使われている“fact” はどうやって発音しますか?口の形や声の出し方が分かっている人は大丈夫です。
The paper has shown an interesting fact.
この論文は興味深い事実を見せています。
この中に含まれているfactをカタカナでファクトと言うとどうなるでしょうか?
発音記号は、fʌkt となってしまい、もうそれは事実を意味する単語“fact”ではなくなってしまいます。
factは、fˈæktと発音するので全然違っている訳です。
カタカナで声を発すると一気にこの文章が、Fワードに様変わり。下手すれば下ネタを言っている事になってしまいます。
それに文章的にも文法的にも絶妙に変です。
The paper has shown an interesting fucked.
に聞こえてしまうので 笑
カタカナのファクトは、ネーティブスピーカーの耳では fʌkt に近いからです。
これは、fucked 以外の何者でもありません。
もし正しくfactと言いたいのであれば、ァと言ってはいけない。
æ を意識しないといけません。
よく説明されている方法だと、カタカナで“エ”と言う口のまま“ア”と言うと正しいと言われます。
エーと伸ばしながら、そのまま形を変えずにアと言うその音がæになります。
日本語には全くない音なのでカタカナでは表現できない音です。なので違いはしっかりと認識している必要があります。
fuck はFワードと呼ばれ、いちおは(ネーティブはめちゃくちゃ良く使うのでおそらく建前上)下品な言葉とされていて放送禁止用語にされている場面も多い。
すごく酷い事やどうしようもない事を、fucked と言うこともあるし、fucking を良い意味にも悪い意味にもつけて強調する意味もある。
なんと、
fucking amazing とか言って褒め言葉に使う人さえいるんですよ。これは、かなりの賞賛具合です 笑。
ただfuckは怒っている時に、
こんくそーー
というニュアンスでいう場合もあるし、性交するという意味もある。
まあ案外と使い道がある単語でネーティブは多用しているんですけれど、ただこれは“真面目なお堅い席”には合わない言葉なんです。
さっきの文章
The paper has shown an interesting fucked.
のように真面目なトーンでカタカナで言ってしまおうものなら、
論文が酷いもので見るに耐えない。ゴミ見たいなもん見せてくるなよ!!!
みたいに言っていると誤解されてしまう危険性すらあるわけです。
まあ、ネーティブじゃないから英語発音この人は違うよね。みたいに最初から偏見で見られていれば呆れられてネタとして笑われて終わるだけですけどね。
それにね、あっこの人の英語力はその程度だな。とか思われてしまいますよという話。
ʌとæはネーティブにはごくごく基本的な事なので、、
ネーティブ間ではこういう風に言えば興味深い事実どころではなく、真逆の意味にさえ取られかねない大事件なんです。
何の意味もない愛し合ってもいないSEXみたいに(fuck)くだらんオナニーみたいな論文だなお前!
みたいに汚い言葉でインパクトつけて喧嘩売ってるとさえ思われてしまう可能性もありますよという話です。
カタカナで英語の発音が全て把握できると思い込んでいるカタカナ教からは今すぐ抜け出して下さい!
そんな宗教の洗脳全てを信じるなんてもっての他!!
カタカナでファクトと言っていませんか?
それは、fucked [fʌkt] であり、
決してfact [fˈækt]ではありません。
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他にも発音について書いてます!!
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