筆記体が戻ってくる?
最近、アメリカのカリフォルニア州で筆記体を教育し直そうという波がきているという記事を読みました。筆記体教育を義務化する流れがきているようです。
私が勉強していたオーストラリアでも、デジタル化が進んでいるので以前よりも字を書かない人が増えています。しかも、筆記体は一般的に読むことができない人が増えてきているのでなるべく分かりやすくするためにブロック体推奨でした。
私は義務教育で筆記体を練習させられていた世代なので、筆記体が書けたのですが、書いているのをみかける教師がいると、ブロック体に矯正されました。その程度に読めない人が増えていると仰っていた。
そんな風なので、筆記体がちゃんと書ける人でも公の場ではブロック体を使用しようという感じ。ひょっとして、筆記体は滅びていくのかなぁとも思うこともあり。。。
しかし、実際には筆記体がまだ使われている場所もある。数として分からない人が多いというだけの話だけなのです。だから、価値がなくなった訳ではない。
そうして最近では手で書く利点が注目され始めたということ。その波がアメリカのカリフォルニアで始まっている。
簡潔に書くと、脳の発達が書くことによって活性化し成長を促す。そして、脳の回路がうまく形成される箇所があるとのことなのです。
確かに、今のデジタル時代は便利になったのですが、その分自分で考えなくても良い部分が増えたのは事実でしょう。現に、英語圏出身者でも書かなくなったのでスペルミスが増えたと嘆く人も珍しくない。
そういう面が、書くことによって戻ってくる可能性があるので、筆記の必要性は角度を変えれば間違えではないでしょう。
筆記体を義務化にする波が来たことで、親世代そしてその前の世代ともコミュニケーションが取りやすくなったという良い影響もあるようです。
過去の歴史の継承もしやすくなるという良い一面もありそうです。
ふと思うことは、メッセージカードなどは筆記体が記載されていることも未だにあります。良くここでも書いているけど、古きものの大切さを守らなければいけないという人は英語圏にも多く、レトロなものはずっと人気があるのです。
筆記体特有の形の美しさは好きな人も結構いる訳です。日本でも、掛け軸に毛筆の字体が書いてある趣きが好きという人がいるでしょう。それと同じ役割が筆記体にもあるのかなと。。。
字体の流れが感性を刺激すれば、それはそれなりに脳に電気信号が流れる訳で、全く何の意味もないとは考えにくい。何だか、創造性なんかも培われるのではないかなとかそんな気もします。
デジタル世代でも、アナログの価値が消え果ててしまっている訳ではない。
どちらもそれなりに良さがあるので、時代の流れでひょっとしたら
デジタルが古くさい!!
手を使って書いた方がカッコいい!!
みたいにアナログ回帰が来ないとも言い切れません。
ひょっとしたら、今の小学生世代が成長する頃には、英語圏では筆記体の方が良いという風潮が広まる可能性もある。
筆記体の形としての美しさ、そして書くことの価値もまだある。そして、アメリカのカリフォルニア州では教育機関に筆記体教育を義務化する流れがきているという話でした。
英語圏で筆記体が戻ってくるかもしれません。
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