似た属性を探す考え方
昨日は、
英語を話しても相手との関係性を変える事はできない。
そんな事を書きました。
それは相手と自分の歩んできた歴史に必ず違いがある為、言語の知識だけでは埋まらなく他の努力がいるという話でした。
これはなくなりようのない事実ですが、少しはコミュニケーションを楽にする方法があります。
それは英語圏の英語話者だけでなく、どの地域にも言えること。
それは、“似た属性を探す考え方”です。
例えば、英語を身につける時に誰かの喋り方や反応を真似して使えるように慣れるとする。
その時に、最初から似た人を探すのです。
この解像度は初めは大まかで構わない。
自分が人見知りであったとする。じゃあそれはどうしてそうなったのか考えてみる。自分の歴史をまず知り受け止めるのです。
そうして、その後に同じような人を探す。
少々考えればこれは分かりやすいはず。
例えば上に挙げた例を説明すると、自分がすごい内向的な性格なのに、最初から外交的な人間をお手本にすると乗り越えるハードルがかなり上がるという話です。
そして、これは全くの逆も成り立ちます。
ともかく冗談を混ぜながら、盛り上げその場の雰囲気を直感で掴み話すタイプの人が、物静かで、言葉を選びながらじっくり会話する人をお手本にしても違いが大きすぎて大変になるという話。
これは、とてもシンプルなことでしょう。
コミュニケーションの幅を広げることと、言語に慣れる事は別だからなのです。
昨日書いた内容と繋がっています。
私がいろんな人の話していることに興味を持ち、心を閉ざさずよく聞こうというのはこの為です。
そもそも、そうしなければどんなタイプの人がどんな風に英語を使っているかが全く分からない。
訳が分からないまま知識だけ覚えても意味がない
似た属性を探す考え方をしたとしても、それを探すには周りをよく見て自分をよく知らないとダメなのです。
そうしなければ、言語の練習のハードルも高くなる。
“使えるようにする”という意味ではそうなのです。ここまで考える人が少ないので、英語が使えない人が多い。
よく拡散されているコンテンツを見たり、接触があるネーティブスピーカーと話したりして違和感が強いのであれば属性が異なりすぎる可能性は高い。
嫌悪感を持ちすぎれば、英語に慣れるまで練習はできない。冷静に、なぜ違和感があるのか考えてみるのが大切。
違いを楽しいと思う事が出来ればそれだけ私見が広がり、自分のコミュニケーションの幅が広がる。
けれども、それが出来ないのなら自分の器もしくは相手の器が足りないのです。
精神的、もしくは物理的に……
時として、当人とは関係ない場合さえある。
ならば、開き直って最初は似た属性を探すところから始めるのも一つの方法なのです。
しかし、国際語としての英語を使える事は便利なツールを使える事なので、慣れていったらそこから広げていけるのがより良いと思います。
極々狭い範囲の人と話す入り口に立つ事でさえ、実際は何が何でも、よく色々な物を聞いてみないとなかなか難しいのです。
遠回りと思いがちだけど、自分と周囲への探索が大切なのです。
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英語力を上げるヒントなど。
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EG英語カウンセリングは、英語を使えるようになりたい人の為のサービスです。個人の特性をしっかり見てアドバイス指導を致します。
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