アクセントを作る事

英語は喋る人によってアクセントがあります。と、言うよりどの場所に住んでいるかによってどんなアクセントで喋るか決まると言っても過言ではない。

だから、どのアクセントが正解ということはないんですよね。

だから異常にアクセントについて気にするのは変な事です。

よく聞いている音が聞き慣れているので正しいと勘違いするだけで、いざ他の場所に引っ越したら今聞いているアクセントが突然少数派になり違うように勘違いする人がいるかもしれない。

それぐらいアクセントは多種多様なんです。

あの英国やアメリカさえ、地域によってアクセントは全く違っている。

全くその地域から出た事がない人は、他の地域出身の英語が聞き取りにくい場合は良くあると英国出身の人から聞いたことがあります。

その人は、ロンドン生まれだからやっぱり他の地域の人の英語は聞き取りにくい時はよくあるとの事でした。

その人の話では、ネーティブスピーカーよりも英語が第2ヵ国語の人の方が色んなアクセントを聞き取れる人がもしかしたら多いかもとそんな事も言っていました。

だったら私達のような第2ヵ国語として英語をマスターする人はどのアクセントを参考にすれば良いのかという問題があります。

だからこそ一つの考え方として、アクセントを作り込むという考え方も悪くはないのかなと感じる事も多いです。

それはどういう事かといえば、自分がいる環境に準じてカメレオンのように周りを真似して色を変えるという考え方です。

私がいた西オーストラリア州パースはオージーアクセントやオーストラリア特有の単語を使ったりします。

だけど、例えばそれは正しくない!私が良く聞いている英語とは違う!と誇示して頑なに取り入れなかった場合どうでしょうか?

別に全て合わせる必要はないけれど、柔軟性を考えて取り入れてみる。

それもコミュニケーションを円滑にする一つの秘訣なのではないかと思えます。

アクセントや言葉をその土地に合わせ、周りが聞き取りやすいようにするのだって言語能力以外の気遣いで十分コミュニケーション能力の一種なんです。

この英語が正解。
私はこういう発音やアクセントでしか話したくない!

そういう誇示した考え方でいると、新しい表現方法も身に付かない。言葉は常に変化していくもので生物なのにその感覚も掴めない。

大袈裟と思うかもしれないけど、ほんの些細な誇示した考え方が世界を狭めてしまう可能性がある。そういう事です。

よく聞いているアクセントは単にコミュニケーションのツール。

だからこれが正解と固定するのも違う。柔軟性を持って考えれば地域のアクセントを真似してコミュニケーションのツールにするのも一つの考え方です。

私は正当なイギリス英語、映画で聞いた聞き取りやすい英語。それしか使いたくない!!

だけど、それが正解と考えても地域によっては違うので、そういう固まった思考でいると世界で使われる様々なアクセントを聞き分けるそういう能力も育ちません。

柔軟性を持ってアクセントについて捉え、使ってみるくらいの精神でいた方がツールのための英語を使いこなせると思っています。

英語はイギリスやアメリカの都心部だけで使うものではない。国際語なんです。

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