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アートの海外出展でロンドンへ🇬🇧

7月下旬、観光のベストシーズンかつパリオリンピック開催前で賑わうイギリス・ロンドンへ行ってきました。

その目的は展覧会「MINERVA2024」に私のアートが展示されるからです。

MINERVA2024出展作品「奇跡」

「MINERVA2024」は企画会社である株式会社クオリアートさんが開催するアートの展覧会の1つで、英国王立美術家協会の名誉会員の作品がバッキンガム宮殿正面のマル・ストリート沿いにあるマル・ギャラリーズに展示されました。

マル・ギャラリーズ

これだけ見たら、ロンドンとか、英国王立美術家協会とか、
名誉会員とか、バッキンガム宮殿とか、
なんかすごそうなアーティスト…
な印象を受けますが、
私自身アートを始めたのは3年前の2021年。
それまでは普通の会社員でアートとは無縁の生活でした。
そして、展示会に出展し始めたのは2023年から。

海外出展を視野に活動してきたわけでもなく、
ただ「自分の心が震える作品を作りたい」という気持ちで
目の前の色に向き合い、心躍らせていたら
ご縁が繋がって現在に至ります。

展覧会に出展された方々がそこに至るまでの経緯や
アートとの向き合い方は人それぞれとは思いますが、
こんなケースの人もいるんだ!
という1例を見る感覚で興味がある方は読んでみてください。


なぜ海外に出展するのか?

SNSで作品を投稿していると出展のお話を頂くこともあると思います。
クオリアートさんとの出会いもそのうちの1つでした。

1番最初に海外出展のお話を頂いたのは2023年3月。
今回とは別の企画で、
その年の10月にフランス・パリで開催される展示会のお話でした。

正直な話、初めは警戒しました
(ごめんなさい🙏!!)

何で私の作品?
誰にでもメールしてるんじゃないか?
とか
出展料!!!!!
とか
感情が忙しかったのを覚えています。

アート業界の事もよく分からないし、
相談しようにも周りに聞けそうな人もいないし、
できるのはネット検索して調べることくらい。

その時に、私にとってアートとはどういうものか、
目の前のアートをどうしたいか、
さらには
自分がどう生きていきたいか
ひたすら突き詰めていった結果、思い出したのが

「私のアートが私を再びニューヨークの地に連れて行ってくれたら…」

と願った記憶でした。
ニューヨークは私が大学時代に過ごした場所。
またもう1度行けたらなぁなんて気持ちがあったから、
一瞬、すごく漠然と、ふわっと願いを放っていたんです。

場所はニューヨークじゃないけど、
私のアートが海外で、しかも芸術の街パリに展示される
そんな経験を自分自身にさせてあげたい

そう思ったので出展を決めました。

多くの人に見てもらいたいから
アートで生計を立てたいから
海外出展の理由は人それぞれですが、
要は目的を明確にすればおのずととるべき行動が見えるんだと実感しました。

人はアートをどんな視点で見るのか?

パリに出展する作品が完成したのは2023年5月。
目の前に広がり変化する色に恋するような気持でできた作品

それを描き終えた日の夕方、1本の電話が

それが今回の展覧会「MINERVA2024」出展と記念画集の発刊、
そして
英国王立美術家協会名誉会員推挙のお話でした。

この時もお話を聞きながら頭の中では
英国王立美術家協会って何???
何で私が選ばれた??
その選考基準って何?

その担当の方と話しながらなぜ私の作品なのか聞いてみました。
すると返ってきた言葉は意外なもので

「とてもエネルギーを感じたからです」

これは私の持論ですが、アルコールインクアートは
自分の心の状態がダイレクトに作品に反映されるエネルギーアートで
作品を制作するときは他人の目とか損得思考とか
ノイズを全て取り払って自分の心と向き合うことで
誰かの心に深く届けることができると思って制作しています。

それを、アートの会社の人の口から「エネルギー」と聞くと思っていなくて
むしろ、技術とか経歴とか、
そういう部分で評価しているのかと勝手に思っていたので
とても驚きました。

担当の方の目に留まった1枚

そして、この作品のエネルギーはこの人に届いたのか…と、
その届いた相手がたまたまそういうお仕事をしている人だった…と、
妙な感じで納得してしまい、
そういう目線でアートを見る人ならば、と思い
今回の「MINERVA」出展を決めました。

人と人、作品と人の出会いは一期一会

パリでの展覧会、そして今回ロンドンの展覧会、
共に現地へ行きギャラリーに飾られる自分の作品を見つつ、
たくさん観光してそれぞれの国のすばらしさに刺激を受けてきました。

MINERVA2024オープニングセレモニー

また、たくさんのアーティストさんと出会うことができ、
そのご縁は今も繋がっています。

作品と人も同じです。

日本で生み出され、遠い国の人の目に留まる。
これはとても不思議な感覚でした。

展覧会会場の様子

パリの展示会後に送っていただいた来場者アンケートを見た時、
たくさんの作品の中から私の作品をいいと思ってくれた人がいて
心で感じ取ってもらえたことが本当に嬉しかったです。

そして今回も、お友達のアーティストさんが
「見てくれていたよ!」
と私の作品にカメラを向けていた来場者の写真を送ってくれたんです。
言葉を超えて伝わるものってあるんだなぁと
あたたかい気持ちになりました。

まさに一期一会です。

海外出展で得たものとは?

一言で言うと「経験と出会い」です。

英国王立美術家協会会長マイケル・ハリソン氏に作品について説明中

今はインターネットで情報が手に入り、
海外に行かなくても行った気分になれるけど、
やはり実際に現地に行って
自分の目で見て、感じる、
その「経験」は買えないものです。

それがまた次のインスピレーションになって
新たな作品を生み出すことができる。

そして、日常生活では出会えないアーティストさんとの出会い。
これは1歩踏み出さないと得られないものです。
ジャンルは違っていても
語り合い、共感したり、刺激を受けたり、新しい視点を得る
心強い同志を得た感覚です。

人生を豊かにするものは世の中にたくさんあるけど、
「経験と出会い」
は間違いなく私の人生を豊かにしてくれるものとなりました。




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