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手掌多汗症の手術後、20年間の苦悩④

③からの続き

九州から関東に引越した2年ほど前。

今までは、車移動が多かったので代償性発汗を最小限に抑えることができていて、自分なりに汗のストレスを回避することができていました。
まあ、灼熱の夏に3分でも外に出ていれば、ずぶ濡れになっていたけれど、車に着替えを置いておけるし、何とかして車内で着替えることもできていました。

でも、関東で電車移動が主になると、常に代償性発汗の恐怖にさらされる。
どうにかせねばと、また関東での病院探しが始まります。

この大都会だよ?
絶対何か良い情報あるよね?
と、期待しながらネット検索。

そしたら、見つけた!
ここなら根本的な治療ができるんじゃないか!?という病院を。

その病院は、渋谷にありました。
多汗症専門クリニックの『山本英博クリニック』
HPには、代償性発汗の治療実績があると書いてありました。
※勝手に名前載せちゃだけど大丈夫かな?
でも、先生から多汗症の正しい知識を発信してほしいと言われたからな。
問題ありだったら消すかもです。

さすが東京!なんでもある感!最先端!
やっぱ九州とは情報量が違うよね!
と大袈裟な感想を思いながら
これだけでも、関東に引越してきた甲斐があったと思えるほど
嬉しかったのを覚えています。解放される・・・

ひとまず、相談してみようと電話をかけてみると、先生の携帯に転送されて直接話をすることができました。

これまでにいろんな病院で何度も言ってきたセリフを伝え、とにかく診察をしてほしいと訴え(笑)

先生は、20年前の手術ということに難色を示されました。
それでも、一度来院してみてくださいと言ってくださり、私のしつこさに負けた?感じもありました。

ここのクリニックでは、定期的に多汗症の知識を正しく知るための、勉強会のようなことをされているとのことで、直近で開催される日を教えていただき参加することに。

代償性発汗のことを調べたり、病院を探していたりするなかで分かったこともあります。

多汗症手術が積極的に行われていた頃、私と同じように手術をした結果
私と同じように代償性発汗に悩まされ、逆に生活の質が下がってしまった人が多くいるということ。
そして、それに対して訴訟をしている人もたくさんいるということ。

多汗症の治療を積極的に行う病院が減っていることも、この訴訟問題が原因となっていると思います。

もしかしたら、私が最初に行って手術をしてくれた病院も、訴訟を起こされて閉院したのかもしれない、と思ったこともあります。
あくまでも私見で、他の理由があったのかもしれませんが・・・

だから、この勉強会というのはすごく大切な事なのです。
多汗症について正確に理解し、治療法についての選択肢を知り、後でこんなはずでは(泣)・・・
とならないように、患者側もしっかりと勉強すること。
そのための時間だと思いました。
ちなみにこの勉強会は、たっぷり午前中いっぱいの時間を要します。

次回
期待MAXで渋谷へ
勉強会に参加し、診察を受け、衝撃の事実が・・・


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