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過去に戻るなら、いつに戻る?|映画『ファーストキス 1ST KISS』を観て考えたこと

はじめに

松たか子さん・松村北斗さん主演の映画『ファーストキス 1ST KISS』を観てきました。

タイムトラベルのテーマは、観る人それぞれの「もしも」を想像させます。私も「過去に戻れるなら?」と考えてみました。
未来を知りたい気持ちはあまりなく、戻るなら確実に過去。
後悔や「あの時こうしていれば」と思う瞬間が、いくつも浮かびました。
特に大学受験の選択や、東京での経験、音楽活動のスタート時期など、違う道を選んでいたらどんな未来があったのだろう?と思わずにはいられません。

もしも過去をやり直せるなら、どんな選択をするか?
そして今の人生にどんな影響を与えるのか?
映画をきっかけに、自分の「選択」と「後悔」について改めて考えてみました。


あらすじ

結婚して15年になるカンナは、ある日、夫の駈を事故で失ってしまう。いつしか夫婦生活はすれ違っていて、離婚話も出ていたが、思ってもいなかった別れ。しかしカンナは、駈とこちらも思ってもいなかった再会を果たす。しかもそこにいたのは、初めて出会ったときの駈。
ひょんなことから、彼と出会った15年前の夏にタイムトラベルしてしまったカンナは、若き日の駈を見て思う。やっぱりわたしはこの人が好きだ。まだ夫にはなっていない駈と出会い、カンナは再び恋に落ちる。
時間を行き来しながら、20代の駈と気持ちを重ね合わせていく40代のカンナ。事故死してしまう彼の未来を変えたい。過去が変われば未来も書き換えられることを知ったカンナは、思い至る。わたしたちは結婚して、15年後にあなたは死んだ……だったら答えは簡単。
駈への想いとともに、行き着いた答え。
わたしたちは出会わない。結婚しない。
たとえ、もう二度と会えなくてもーー 。


戻るとしたら、過去?未来

これは、確実に過去です。
不思議と「未来を見たい」という気持ちはありません。
未来は今の自分の行動で変えられるし、未体験のまま未来に行きたいと思うからです。


いつの時代に戻りたい?

今までの人生で後悔していることといえば、「大学受験」です。

顧問の先生から県内にある美大を勧められました。
そこで私は、絵画部で油絵を描いていたこと。実技試験も油絵であることを考えて、洋画コースに進学しました。
本心を言うと、「グラフィックコース」に行きたかったのですが、「自分にデザインなんかできない。倍率も高いし、実技試験も難しそうで無理」と挑戦しないで進んでしまいました。

そして大学卒業後は、大学にゆかりのある会社で、製品のデザイン好きで「デザインが好きなこの商品を売りたい!」という気持ちで就職しました。
でも、「やっぱりデザインがしたい」という気持ちが捨てきれず、3年後に未経験で印刷会社に就職します。
その後も会社は変わっていますが、ありがたいことに、デザイン系の仕事を今もさせてもらったいます。

自分の力で「デザインの仕事」をすることはできているけれど、大学時代からデザインを学べていたら、もう少し違う未来があったかもしれないなぁと思う瞬間が何度もありました。
大学に関しても、東京に出ればよかった。月1で東京に行っていると、やはり刺激があって最先端なのは東京。
展示だってあるし、ライブだってあるし、様々なクリエイティブが街に溢れています。
「若い頃に東京にいたら、もっとセンスを磨けていたかも」と思わずにはいられません。


全然違う選択をするならば?

今とは全然違う道を歩むとすれば、「本」に関わる仕事をしてみたいです。
それは本屋なのか、司書なのか、それとも執筆業なのか、そのあたりは何とも言えないのですが。
本が大好き、文章が大好きな気持ちは幼い頃からずっとあるので、それを仕事にする道も楽しそうだなぁと思います。
正直こちらに関しては、あまり現実味はないのですが。


過去に戻れるなら、もう一度同じ人と結婚するか

映画に重ね合わせて、結婚相手のことも考えてみました。
こちらは、お恥ずかしながら、もちろんイエス!声を大にしてイエス!
結婚願望がなかった私が、「こんな人がいたらなぁ」と思っていたまさに理想の人が、今の夫です。
周りにも行っていた理想の人が、まさに具現化した!!と最初は驚きました。
似ているところもあるけれど、全然似ていない人。
一緒に歩める人。
そんな人に出会えたことに、心から感謝しています。

『ファーストキス 1ST KISS』の二人のように、かつてはお互いのことが好きだったのに、お互いがいないかのように生活している、そんな冷めた二人にならないように、今の関係を大事に守っていきたいです。


過去に戻れるなら?と妄想して思ったこと

「過去に戻すとするならば」と考えた時、思い返すことは、その人の「後悔」なんじゃないか、と感じました。

私の後悔は、下記の3つ。

  • 大学入試で、デザインではなく洋画コースを選択してしまった

  • 数年だけでも良いから、東京に住んで、センスを磨けば良かった

  • 音楽活動やギターをもっと若い頃から真剣にすれば良かった

  • (本や文章に関わる仕事にも興味があったなぁ)

確かに今も後悔はしているし、あの頃の選択は間違っていたかもと思いますが、そんな選択を踏まえて、未来は自分の力で変えているな、と気付きました。
デザインは、仕事にできています。デザインを学校で学んでいないことへのコンプレックスはありますが、本を読んで学んでいます。
東京は、今の会社が東京にあるので、月1程度通って展覧会などに行って刺激を受けています。
音楽活動も、ギターをちゃんとやり始めたのは27歳からと遅かったですが、思いっきり挑戦した期間を持つことができました。
文章だって、こうして今はnoteに書けています。

様々な後悔はありつつも、それをバネにして歩んできた自分を褒めたい気持ちになりました。
「今の自分が一番若い」とよく言われます。後悔ときちんと向き合えば、きっと今からでも遅くはない、やりたかったことをやってみよう!と私は思います。


これからも後悔と向き合って歩んでいこう

これからも、後悔する場面はあるかもしれません。それこそ、「子どもを若い頃に持てば良かった」とか、思うのかもしれません。
「後悔」する気持ちに蓋をしたい気持ちって、あると思います。でもそこできちんと向き合って、「じゃぁ、今の自分に何が出来るか?」立ち止まって考えるようにしたいです。
あなたが戻りたい過去は、いつですか?


#タイムトラベル #ファーストキス #映画感想文 #毎日投稿

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Mii
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