![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/160243657/rectangle_large_type_2_2bfaeff13412b3468818d3e601deb26f.jpg?width=1200)
死ねなかった自分から、今。
未来なんて、想像出来なかった。
その時の私は、
未来を想像したくなくて、
死ぬことばかり考えてた。
自分の意思で死ななかったんじゃない。
ただ死ねなかった、死に損ないだ。
人生の幸せの数と不幸せの数は
きっと同じなんかじゃない。
だから不幸ばっかり降りかかってくる人生も
きっと世界中にたくさんある。
毎日の人知れぬ苦労や淋しみも無く
ただ楽しいことばかりだったら
愛なんて知らずに済んだのにな
花束を君に贈ろう
言いたいこと 言いたいこと
きっと山ほどあるけど
神様しか知らないまま
今日は贈ろう 涙色の花束を
この未来まで辿り着くのに、何を頑張れたわけでもない。
毎日が苦しかった。
ただ息をしていた。
必死に死なないように、生きていた。
でも私はきっと、苦しみから愛を得た。
知らなくてもよかったのだろう、愛なんて。
でも愛しい人が今隣にいる。
今度は失うことの怖さを抱えて、
それでも愛したいと願う。
あなたが今も、隣にいてくれること。
それが想像していなかった未来。
そして今。