波照間ブルー!日本の最南端はすごいパワースポットだった!ー後編
前回は、波照間ブルーに魅せられて、時を忘れて感動したというところで終わりました。
気づいたらもう1時半になっていた。
朝ごはんも食べておらず、おなかペコペコ。
「そうだ!宿泊した美波のオーナーに食事が出来るお店リストを教えてもらってたんだ」
そう思いだして、携帯を取り出し、リストを眺め、ランチが食べられそうなお店まで電動ママチャリを走らせる。
今日は水曜日。
水曜日がお休みのお店はほとんどないはずなので、まずは「あとふそこ」へ。
「あれ??」
まったく旗も立っておらず、お店の場所すら分からない。
次に向かったのは、「ぶどぅまれ」。
うーむ、完全にしまっている様子。
そして、前日にランチで伺った「あやふふぁみ」もこれまたお休み。
「みんぴか」は、もはや夏しか営業しないんじゃないかって気配。
「あー、もうこれはランチは食べられないのかも。。。」
夏のような暑さの波照間島で空腹と熱中症で倒れるかもしれないなんて思いながら向かった最後の候補「あらぶち」。
「きゃー、営業している!」
当たり前だけど、結構な行列。
もうどんなに待ってもいいので、こちらにお世話になろう。
このお店は、とても良い感じの老夫婦の旦那さまがお料理を作って、奥さまが接客の担当というお二人だけでお店を回していた。
奥さまの方が、
「もう麺が終わってしまって、おそばは出せないんです。他のお店はやっていなかったのでしょうか?」
と、かなり疲弊した感じが伝わってきたのだが、空腹が頂点に達している私は、
「そうなんです。他のお店が全然開いていなくて。なんでもあるもので大丈夫です」
と本当は断りたかったであろうところを粘る感じの回答をして、しばらく並んだあと、通されたのは、おそらくこのお二人がお住まいであろうお家の居間。
そこには、お仏壇があって、壁の上の方に、このお家のご先祖の方々の遺影が飾られていたり、賞状が飾られていたりとNHKの朝ドラ「ちむどんどん」の主人公の実家のような造り。久しぶりに田舎のおばあちゃんの家に行ったような、そんな気持ちを味わいながら、待つこと20分。
オーダーした焼きそばとオリオン生ビールが到着!
実家に帰った時に作ってもらうような、そんな「家庭の味」っていう感じがとても良く、そして本当に本当にありがたい気持ちでいっぱいの一食でした。
ちなみに、おそらくこの日、本当に「あらぶち」しかランチ営業しているお店はなかったんじゃないかなと思います。
波照間島では、ランチ営業しているお店が皆無という日もあるようなので、これから波照間に行かれる方は何らか食べ物は持って行った方が無難かなと思います。
さぁ、エネルギーをチャージして、向かうは日本の最南端!
まるで人とすれ違うことなくビュンビュンと電動ママチャリを走らせていると、突然、ヤギの親子に遭遇。
思わず、途中下車して撮影タイム。
その後、さとうきび畑が一面に広がる道をひたすら進んで進んで、道じゃないような道をGoogle Mapに案内されたりして引き返したりしながらたどり着いた日本最南端!
まずは、有名なこの日本最南端平和の碑を写真撮影。
そして、もう一つは日本国旗とともにある日本最南端の碑。
この日本の国旗を見て、改めて「本当に最南端に来たんだなぁ」と実感。
そして、岩っぽい道を歩いて本当の最南端まで行くと、広大な海が眼前に!
この場所に着いたとき、なんとも言われぬ清らかでパワーが漲ってくるような気持ちなった。
深呼吸。
この空気の中にずっとずっといたい、そんな風に思った。
私は霊感とかそういうのはほとんどないと思うけれど、これがいわゆるパワースポットなんだと感じた。
なんだか、ここにいるだけで嬉しくなってしまって、足元の写真を撮ってみたり。
ちょっと離れたところにある星空観測タワーの写真を撮ったらとても幻想的な感じになった。
時計を見ると、あっという間に石垣島に戻るフェリーの時間が近づいていて、慌てて電動ママチャリを走らせて、宿に戻る。
宿のオーナーさんが、波照間港まで送って行ってくれるのだ。
波照間島を離れるのがとても名残惜しくて、途中で色んな花や蝶の写真をパチパチ撮りました。
今回は天気に恵まれず星空は見られなかったので、また戻って来ようと心に誓って、波照間島を後にしたのでした。
私がお世話になった宿「ハウス美波」さん↓