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2022年8月の読了本

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本

運営しているクリエイター: miholanta

2022年8月17日 10:35

22-8-8 『秋』⚪️

チロル科芥川龍之介属。何だか太宰治の『葉桜と魔笛』を思い出してしまった。口には出さない姉妹のお互いへの思いやりのようなものが、ふわんと悲しく美しく。自分が姉だから自然と姉目線で読んでいるけれど、妹はやっぱり妹目線で読むのかしら。

2022年8月19日 11:56

22-8-10『泣かない子供』🔴

そうか足りないのはコレだった。江國香織をゴクゴク読む。暑い日に冷たい水が喉を通過するように体内に入ってシャッと沁み渡る。これこれ、江國不足だったんだ。

2022年8月22日 11:25

22-8-11 『杜子春』⚪️

チロル科芥川龍之介属。わかった気がする芥川龍之介を避けていた理由が。コレ読んだことがある。蜘蛛の糸とか鼻とかも多分おそらく教訓を読み取りましょう的な感じで教科書かなにかに載っていた。なので芥川龍之介という名前は勉強の教材になっていたみたい、記憶の奥底で。教科書の功罪といえばいいのか、近しい存在として名前は知れるけれど、楽しい読み物として読んでみようという気持ちが起こらなかったのだ。まぁ理由が判明したからには、今後は要チェックの作家の1人として親しんでいけそうだ。

2022年8月25日 11:13

22-8-12 『カンガルー日和』🔴

今、読みにくい本を読んでいるのだけれど、その合間のリラックスするための読み物として村上春樹を手に取る日が、まさか来るなんて…。

2022年8月28日 11:27

22-8-17 『マリアビートル』⚪️

ずいぶん長いこと積読棚に置かれていたこの本を手に取ったのはブラピ主演のBullet Trainの原作がコレだと気づいたつい先日。途中で頭が痛くなり(内容的にではなく身体的に)もし今死んだら1番の心残りはなにか？と考えた時、マリアビートルの続きだと思った。読まずに死んでたまるか。頭痛も1日で治まった。

2022年9月1日 12:01

22-8-23 『博士の愛した数式』⚪️ℹ️

家政婦さんがハッとするところで一緒にハッとしていた。博士が初めてルートの頭を撫でた瞬間から心がサワサワ無防備になった。ようやく小川洋子の側に立てた。

2022年9月5日 12:34

22-8-26 『ハリー・ポッターと秘密の部屋②』Audible🔴

Audibleにて聴了。20年前に英語で読んだ時より遥かに理解したというか、細かいところでの辻褄の合い方、伏線回収の見事さに膝を打つハリーポッター祭りは始まったばかり。

2022年9月6日 13:25

22-8-30 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人③』Audible🔴ℹ️

読めば読むほど引き込まれる。プロットがしっかりしていて話もシリアスで、コドモだけのものにしておくなんてもったいない！っていうかコドモ理解できるんだろうか。まぁコドモって侮れないけど。私はオトナとして読めて良かったわ。

2022年9月8日 11:02

22-8-31 『小僧の神様・城の崎にて』⚪️

蟲ナース科志賀直哉属。初めての志賀直哉でしたが近代文学作家のお気に入りが一人増えました。視点も視線も語り口も優しいところが好きだわぁ。のらりくらりと浮気を正当化するところも含めておもろいわぁ。