見出し画像

収穫まであと少し

令和の米騒動のお陰(?)で
(困っている方本当にごめんなさい)
5年度のお米があっという間に売り切れ
6年度産新米の予約がどんどん入っています。
今年は米騒動の影響からか
定期購入の方が例年より多いです。

5年度産米も定期購入の方の分と
年間予約の方の分はまだ在庫として残しています。
(ほんの少しですが)
こんな騒動が起きると
やっぱりお米農家と契約している方がいいのでは?
と思ってしまいます。


農家であることの幸せを感じます。
気候変動や農機具の高騰などで大変なことは多いけれど
農家はやっぱり農業をやめてはいけないのではないかと思うのです。
それでも後継者不足でどうにもならなくなってきているのですが。

今はネットでお米が買えます。
私は25年ほど前からネットでお米を売ってきました。
(最初はタグを地道に打ち込んで手作りのホームページでした)

お米農家と契約して定期的に送ってもらうことも出来ます。
年間これぐらいの量を食べるので寄せておいてほしい、という方もいらっしゃいます。
それはスーパーでお米を買うのとは違う
農家とお客様との信頼関係だと思います。
この信頼関係があれば
米騒動なんてどこ吹く風、という感じではないでしょうか。

我が家のお米はスーパーなど卸売りをしていません。
お客様との直接のやり取りでお米を売っています。
近隣の方には配達をしています。

お客様との直接のやり取り。

お客様の笑顔を間近で見られて本当に幸せです。

昨年の今頃、父から農園を継ぎました。
父は高齢でもう農園を辞めるものだとばかり思っていたので
いきなりの後継話に驚きました。
売上も下がり、資金もなく、どうやって経営するのかと先が見えませんでした。
でもお米を買ってくださっているお客様がいるという使命から
農家を辞めてはいけないと思いました。

それでもなんとか模索しながら一年を迎えるところです。
お陰様でここへきてやっと売上が上がってきました。
常勤の社員は私のみで給料もままならない、
そんな小さな農家ですが
この秋田の片隅で頑張っています。

台風が近づいていて少し心配です。
田んぼのイネは穂先が膨らんで下がってきています。
あとはもっと稔って黄金色になるばかりです。

どうか収穫まで大きな台風などの被害がなく
無事に美味しい新米を皆さんに届けられますように。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?