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思春期の女の子がムズカシイんじゃなくて、親であるわたしの中の縛りが原因だった

娘が知らない友達と出かける約束をしてきた

娘が、
わたしのまだ知らない友達と
日曜の朝から出かける予定にしていると言う。

どこへ行くかなど詳細は、LINEグループで決めているようだ。

どんな子たちなのか。。
一体どこへ行って何をするのか。。

わたしには何も見えてこなくて、
不安になる。。

おまけにその日の夕方は、
習い事がある。

ちゃんと間に合うように帰ってこれるのか。

「親として把握しておかなければ」
「親として子どもの安全を考えなければ」
「習い事に間に合うようにしなければ」

この考えをもとにわたしは動いた。
当然だ、とこの時点ではまだ思っていた。

「どこに行くの?」
「何時に行くの?」
「習い事に間に合う帰りの電車は調べた?調べたらおしえて。」

わたしが言うこと全てに対して、
娘から嫌な顔&ツッケンドンな返事が返ってきて、

「親として当然のこと」

をしていると思っていたわたしは、腹が立ってきた。

娘がなかなか返事をくれないことに対して。

わたしから何か言われるたびに嫌な顔をする娘に対して。

全ての質問に対する答えを得てようやく、
わたしの気持ちは少しは落ち着いたが、
ものすごいモヤモヤが残った。

モヤモヤの正体

この関係って、なんか、良くない…

このままでは、

わたしとわたしの母の「心が通じ合わない母子関係」と同じだ。

それだけは避けたい‼︎‼︎‼︎

じゃあどうすればいい?

考えて、心に尋ねて、そしてまず出た答えは、

今わたしと娘の関係でネックになっているのは

「親としてこうしなければ」

という、わたしの中の縛りだ、ということだった。

母親としてこれはしなきゃ
母親としてこれは娘にしたい

こういう思いを原動として動いていたけれど、

思春期の

「なんでも自分で自由にやりたい」
「家族より友達が大事」

な娘にとっては

おそらくただただウットウシイのだろう。

彼女のニーズに焦点をあてて考えると、それは当然の反応だ。

そう考えられただけでも、
わたしの心は軽くなった。

だって、

『わたしは彼女のニーズを満たさない行動をとっているから鬱陶しがられる』

ってわかったから。

『子どもは親をそう簡単に嫌いになったりしない』

と、わたしは知っているから。

でも、

『あまりに長いこと親が子どものニーズに気づかずにいると、子どもは諦めてしまう』

ということも知っている。
わたし自身がそうだったから。

だからわたしは今、行動を変えよう。

娘のニーズに合わせて行動を変えるよ!

じゃあどう変えよう?

まず「親としてこうしなければ」は、捨てよう。

「娘のニーズ」に焦点をあて、自分の行動を考える。

うちの思春期の娘が今必要としているだろうことは、

① 自分で自由に考え、動くこと
② 友達と行動すること。

①『自分で自由に考え、動く』に対してわたしができること?

とりあえず、自分の中の「母親としてやろうと思ってやってきたこと」を一旦全部やめてみた。

今までの自分の言動を振り返ると、あれこれ「やってあげてしまっていた」。

「あれ持ったの?」
「これ用意しておいたよ」
「それ、今日いるんじゃないの?」

など。

これからは娘に何か言う前に、

「それはわたしがすべきこと?それとも、彼女が自分でできること?」

と考えてから、行動しよう。

大丈夫。
子どもは親が思っている以上に、自分で考えて行動しているよ。

「考えていなかった」としても、自分で失敗して学べばいい。
それは「親が教え込むこと」じゃないんだ。
親ができることなんて、意外に少ないのかもしれない。

②『友達と行動すること』に対してわたしができること?

娘が家族より友達を大事にするのは、ちょっと寂しいけどね。

わたしはその分、別のことに時間を使えるようになるから、それを喜ぼう。

わたしは子どもの頃「親にいろんなところに連れて行ってもらった」ことを、

「親の都合であちこち連れ回された」と感じていた。
本当は行きたくなかったのに、行かないという選択肢はなかったんだ。

娘には「選択肢」を与えたいと思う。
嫌なことは嫌だと、言えるような機会を作ってあげたいし、
そういう親子関係になりたいと願ってる。

わたしは1人の子どもとして、
親に「 NO!」を受け入れてもらえなくて、
何十年も苦しんでしまった。

娘には、
同じことを経験してほしくない。

おわりに:子どもの「NO!」は辛いけど

頭ではわかっているけれど
1人の親として、
子どもに「NO!」を突きつけられると
正直いまだに、
嫌な気持ちになったり、
なんか辛くなったりする時がある。

わたしには、

「No!」=「ママ嫌い‼︎」「もう放っておいて‼︎」「こっちこないで‼︎」などなど

…に聞こえてしまうから…

でも、

自分や娘のニーズに目がいくと、

「No!」=「わたしはこうしたい‼︎」

に変換される。

ニーズに焦点をあてることに慣れてきて、
「No!」を受け入れやすくなってきていると感じる。

自分の中で、

「親から受け継いだ価値観」

が、

「自分の価値観」

にスイッチしていっていると感じられて、ちょっと嬉しい。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


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