
快適な睡眠はインテリアでつくれるのか#5|寝具で驚くほどサラサラひんやり
あらためまして、みなさん良い睡眠は取れていますか?梅雨~夏は、じめじめ暑くて寝苦しい、また今日も寝れなかったよ、という方も多いかもしれません。
おすすめの寝具素材はずばり”麻”
日本に暮らす私達が快適と思える湿度は50%程度と言われますが、梅雨時期は80~90%にもなります。そんな梅雨時期にピッタリのおすすめの寝具素材が「麻」なんです。
私自身、シーツ、パジャマ、肌掛けまですべて「麻」に変えてから、サラサラひんやりで圧倒的に快適になりました。肌にまとわりつかず軽いのでまるで着てないみたいですよ。ちょっと大げさかな、でもジメジメ感がないのは本当に幸せです。
梅雨~夏時期におすすめの理由はなんと言ってもその肌触りです。昔から涼しい天然素材として重宝されていて、最近は洋服でもリネンは暑い時期に人気ですね。
”麻”とひとくちに言っても
ところで「麻」というのは麻類植物でできたものの総称で20種類以上あると言われています。亜麻から作るものをリネン、大麻から作るものをヘンプ、黄麻から作るものをジュート、苧麻から作るものをラミーと呼びます。
日本国内の家庭用品品質表示法では「麻」と表記がある場合は、リネンやラミーのことをさし、ヘンプなどは「指定外繊維」という表示になります。
おすすめの”麻”は
寝具におすすめなのはだんとつで「リネン」です。リネン以外は丈夫ですがシャリ感が強く肌に直接触れるのでチクチク感じたり、ゴワゴワ感じたりします。
リネンの中でも種類があり、有名なのは、フランス産の「フレンチリネン」です。肌ざわりが素晴らしいですがお値段は高めです。
丈夫で品質が良いとされるのは「アイリッシュリネン」です。こちらはバッグなどに使われることも多いです。国産のリネンもあります。また綿との混紡もあり価格も抑えられますがやはりおすすめはリネン100%です。
またリネン(麻)はコットン(綿)に比べて吸水性が1.5倍と言われていて(公定水分率)、吸湿したあと発散もするので一晩中快適な状態を保ちます。また水分を発散することで雑菌を防いでくれニオイも気になりません。
夏のイメージの強いリネンですが、じつは冬もお薦めです。保温性があるので天然のサーモスタット(温度調節機)とも言われています。
麻のお手入れやデメリットは
デリケートなイメージもあるかもしれませんが、基本的には丈夫ですので頻繁に洗濯できて年間を通して使える最高の素材です。
デメリットとしては価格が高めなことと、しわになりやすいこと、濃い色の染色は色移りしやすいことなどがありますが、
価格は費用対効果が高いと言えますし、しわもリネン独特の風合いでむしろ素敵ですしアイロンをかけなくても良いので楽ですね。色は濃い染色のものを選ばないと良いと思います。
寝具をリネンに変えて快適な睡眠タイムを是非あじわってみてください。