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人生で一番「書いた」1年を振り返る

2018年は人生で一番「書いた」年だった。2017年に編集者へ転職し、「もっとスキルアップしなきゃダメだ……」と正体不明の義務に駆られ、1年間ひたすら書いてきた。

※書くことを学び合うコミュニティ「sentence」のアドベントカレンダーに参加したので、ちょっと早めの「2018年の書いた」を振り返ってみる。

2017年12月31日の夜に、こんな目標を立てた。

①副業で6月までに10本記事を書く。
②年30冊、本を読む。
③年12本、映画を見る。

振り返ると、ひとまず全部達成。本業で書いてる記事のほかに、①は、6月までに18本、1年で約30本他メディアに掲載された。読むスピードが遅かった本も、去年は1~2本しか見なかった映画も、続けていたら楽しくなって、いつの間にか達成していた。特に書くことは、記事に限らず毎日noteを書き始めたこともあって、必死で向き合ってきたように思う。その中で思ったことが2つある。

1.考えることを続けるために、書く

記事やnoteで毎日のように書き始め、一番痛感したことが、「書くことは考えること」だ。リサーチ記事も、イベントレポートも、単にまとめるだけじゃない。「ここにもりやさんの考察を入れてください」と、どういう観点を面白いと思ったのか、この内容をうけてどんなことが考えられるのかが求められた。単純に記事をまとめただけでは考えまでに至らない。記事を書くには、アウトプットするまでに膨大なインプットが必要であることを、身をもって感じた1年だった。

毎日noteでも同じ。毎日何かしら考えて過ごしているようでも、「考えて、言葉に出せる」まで考えていることは、実は少ないことに気づいた。毎日書くためには考えることが必要。考えるためには“考えるネタ”が必要だ……!そんなふうに、ごく自然に本や映画にふれるようになった。すると楽しくなってどんどん見はじめて……と、いい循環になっている。

考えることを続けていきたいから、今後もずっと書いていきたい。

2.好きなこともやりすぎるとストレスになる

夏ぐらいに、1円玉くらいの小さいハゲが見つかった。いつも通ってる美容師さんから「あれ、ここちょっとハゲてるよ」と教えてもらって気が付いた。見つけた時にはうっすらと生えていたらしく、原因となった時期は年始から桜の咲く時期だったらしい。

真っ赤になった原稿に向き合ったり、書くことが無い!と焦るnoteを毎日書いたり、ずっと書きたかった旅のコラムを書いたりと、原因の時期は一気に書く量が増え、仕事終わりに0時近くまでカフェで籠る日も多かった。

つらい、と思ったことは確かにあったけれど、「やりたくない」と思ったことは1度もない。好きなことをやっていても無理をすれば、身体が悲鳴をあげてしまうことを知った(そういえば2月に胃腸炎もなった)。けれど、無事髪の毛が生えてきた今では、あの時無理をしてよかったなぁと思う。あの時書いた経験は今、私の自信にかわっている。多くはない私の自信の、大きな一部を占めている。

とはいえ来年は、髪の毛が生えてくる程度には無理もしつつ、あんまりストレスためないようバランスを取っていきたい。

2018年に痛感したことを生かして、来年は“仮説を立てて取材する”を定着させたい。先日行った神保町編集交差点のイベントで、ライターの古賀さんが「日常のすべては取材だと思っている」と話していた。

“誰かに質問するときは、こういう話をするだろうと仮説を立てたうえで質問する。自分の仮説が裏切られるのか、どうなのか。すると、感情の上下が生まれ、それを踏まえて書く原稿は感情が入り、面白くなる。”

どんな答えが返ってくるか、考えることで自分が書く原稿の切り口が作れ、その答えに対して自分の考察が入れられる。考えることと書くことを、もっとスムーズに連動させて、感情のこもった文章を出していきたい。



来年はインタビューもたくさんしたいです。

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もりやみほ
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