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意味を持つ"3"、大切な"3"

"3"という数字が日本人は好きらしい。

世界三大●●、日本三大●●から始まり、東京タワーの高さや仏の顔(も3度まで)などなど。これには縁起がいいからとか、3は「調和」を表す数字だとか、いろいろあるそうだ。


数ある“3”の中でも、私の中で一番印象に残っているのが、村上春樹の短編小説に出てくる次のセリフ。

男が一生に出会う中で、本当に意味を持つ女は三人しかいない。それより多くもないし、少なくもない。
ー『東京奇譚集』

これを最初に読んだのは学生時代にまで遡るのに、何かしらの出来事があると必ずこの言葉を思い出す。“男”を”女”に、“女”を”男”に読み替えて、さて自分は……と考える。何度も読み返している短編で、なんだか中毒性があるような、ある意味呪いの言葉のようだ。


最近もまた、“3”を含んだ気になるフレーズに出合った。こんどは、不安になった時に立ち戻る軸のような、すごくほっとする1文だった。

きみのほんとうに大切だと思う3人のひとが、きみを信じてくれているならば、それ以上のことはいらないよ
ー『古賀史健がまとめた糸井重里のこと。』

最初の3人は未だに確信が持てないけれど、これなら言える。

その人の顔を思い浮かべれば、明日もちょっと前向きになれる。


ぜひあなたもそれぞれの"3"人、思い浮かべてみてください。


#毎日note


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