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日々の仕事を例えてみる
取材のスケジュール立てに苦戦している。
所属している会社のメディアは、訪日客向けに全国各地の観光情報を発信している。最近では海外の人に人気はあってもまだ記事が少ない場所へ、編集部で直接取材に行って記事を作るべく動いているのだけれど、そのスケジュール立てに苦戦中だ。
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昨日の飲み会で「起業で活躍する人と、組織というベースを使って活躍する人はそれぞれ異なるスキルを持っている」という話になった。0から1を作る人、1を10に変えていく人は違うという。ふたつの違いにどんなことがあげられるかなぁと、想像を巡らせてみた。
0から1にする人は積み木型。周りから相性の良さそうなピースを集めてきて、まっさらな場所にひとつひとつ積み上げていく。そして、どんなふうに積み上げるべきか、とか、何をどのくらい使うとか、そこに正解はない。完成形を自分でイメージして、それに対して目標値を置き、限られたリソースを意識しながら作っていく。
1を10にする人はパズル型。すでにあるピースをいちばん自然な形に配置していく。それぞれの特徴を考えながらおくべき位置を考えて、これがぴったりくるだろう何かしらの正解を目指す。すると、個々のピースが持っていた本来の良さが引き出され、美しい絵が完成する。そんな感じだろうか。
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取材の計画には、目的に対して明確な「制約」と「目標」が無いことに気が付いた。
「制約」は例えば、予算や日程、取材で必要なジャンルなど。程度の差はあるけれど、あらかじめ決まっているものが今はない。
「目標」は、作成する記事数、取材店舗数。取材の目的が叶うように目標を立てるが、今回でどこまでやりきるかが決まっていない。ビジョンは決まっているけれど、ミッションの作り方に困っているような印象だ。ただ、無いから難しいのではなく、無いから作ることだったのだろうなぁと、起業家のことを想像して思った。
私は今、取材候補というピースをあちらこちらから集めてきて、0から1の作業に苦戦している。
しかし、0→1を無事切り抜けたとしてもそこはゴールではない。個々のピースがきちんと収まってくれるか、アポ取りという名のパズルが始まる。戦いはまだ始まったばかりだ。
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そんなふうに自分の小さな仕事を起業や活躍する人に例えながら、なにかすごく大きなことを成し遂げようとしている気になってみた。
明日もがんばろ。
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