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tr413
オタクから受けたい渾身の愛
オタクにマイナスイメージがあるのって、なぜなんだろう。
"オタク”と聞いて思い浮かべるのは、アイドルオタク、漫画オタクなど、そのモノが好きで好きでしょうがない人のこと。ただ好きなだけなのに、アキバ系のファッションイメージが良くないのか、アイドルが踊っている姿を見て盛り上がる様がよくないのか、なぜかちょっとイメージが悪い。
私は少し前まで、オタクな人とは一線引いた存在だと思っていた。熱中するものはあれども“オタク”と呼ばれるほどではないし、アイドル好きの男の子も近くにいなかったからだ。けれどだんだん、「オタクこそが私と一番相性のいい相手なのでは?」と思うようになってきた。
彼らは、好きなものに夢中になれる。仮にそれをアイドルとすると、その子がいるだけで嬉しい気持ちになる人たちだ。彼女だけを見ているし、その子のためなら何でも尽くすけれど、決して束縛や、相手を支配したりはしない。「あの子がいるだけで自分は幸せ」という究極の愛がそこにあるような気がしてきたのだ。
以前、「夢中になっている人に夢中になる」のnoteでも書いたとおり、誰かが何かに向けて発する「好き!」を聞くのが大好きだ。オタクの人はそれを持っている。楽しそうに話してくれる。愛にあふれている。そして、ずっと好きでいてくれる。オタクに好かれたら、きっと安心して愛を返せるんだろうなぁ。
ミーハーな人の「流行ってるから」や、一時のブームで選ばれてしまうより、オタクに渾身の愛を注いでもらいたいなぁ、そして私も、何かに没頭するオタクでありたいと、最近はよく考えています。
ちなみに、スラムダンク全巻のセリフをほぼ暗記している友人に言わせると、自分は「オタク」じゃなくて「専門家」なのだそうです。なるほど。
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