設立総会をようやく終えました 【NPO経営に挑戦するみほの記録 #1】
はじめまして、みほです。
immi lab(イミラボ)という団体の代表をしています。immi labは移民の声が消されない社会を目指して活動しています。
(※わたしの自己紹介記事も書いているのですが、書いては消してでなかなか終わらないので後回しにすることにしました。経歴等はとりあえずLinkedIn、繋がるのはInstagramでどうぞ。)
団体のnoteはチームで運営しているので、こちらの個人noteでは代表視点の経営的なことを書いていきたいと思っています。名付けて #NPO経営に挑戦するみほの記録 。普通すぎるけど、ChatGPTにタイトル相談したらこれでいいんじゃないって言われたからいいや。
前置きに言っておきますが、私は経営に関しては素人です。もともとやっていた仕事は、少数精鋭チームの一員として、国際保健分野でサービスや戦略を作り、国や財団と実行していくようなものでした。immi labの活動を通して初めて、民間組織運営やら収支モデル作りやら求人やらを手探りでやってます。
なので、この個人noteは経営に精通している人から見ると物足りないような内容になるかもしれません。手探りの記録なので。
でも、私はimmi labを任意団体として設立した当時、「手触り感のある、経営者視点の記録」みたいなものを探していてあまり見つからなかったんですよね。専門家に相談するほどのことではないけど、他の団体の経営者ってどうしてるんだろーみたいな内容あるじゃないですか。そういうものを記録していこうと思います。
前置き終わり。長いんや。
本題。先日 immi labの設立総会を終えました。
設立総会ってのは、特定非営利活動法人(いわゆるNPO法人)として登記する前に、開催する必要がある総会のことです。私的にこれは結構感慨深いことなので振り返ろうと思います。特に以下の点。
なんで今まで法人化していなかったの?
ど正論すぎる。
immi labは2020年から任意団体として活動していて、初めは調査事業やコロナでなかなか進捗がなかったのでしょうがないものの、今のメイン事業であるプロジェクトポンテは2022年から始めて、あっというまに拡大しました。気づけば2年もやっている。若者とメンターのペアは30組以上。イベントの参加者なども含めると、受益者は50人以上、ボランティアも40人近い結構な規模になっていました。実際、昨年の社会起業塾中にも「え、法人化してないんですか?」って何度か聞かれました。
面倒くさがりなので、後回しにしていたことは否定できない()。でも、本心で引っかかっていたことがずっとあったのも事実。それは、「1人会社のようにしたくない」という点でした。
immi labにフルタイムでコミットする前、私はフリーランスとしてのデザイン案件やリサーチ案件をhotorriという合同会社(1人会社)で受注していました。もともと米国のクライアントとも仕事をしていたので個人事業主として受けるよりも会社として受けた方がやりやすかったので、その時はさっさと法人化したという経緯があります。hotorriの業務的には個人事業主とほぼ変わらなかったので別に良かったんですが、immi labに関してはそうはしたくないという思いがありました。
immi labの代表は、別に私であることにこだわる必要はない。理念「移民の声が消されない社会を」目指して活動する上で、最も効果的な役員構成であるべきだと思っています。現状、私が代表として進めるのが良さそうであるから代表であるだけです。それを考えると、私以外のコアメンバーに最低でも私と同じくらいコミットしてもらってから法人化するのが最善だと思いました。
理想論ですけどね。本当はさっさと法人化して、取れる助成金全部取っていいた方がよかったのかもしれない。
でも、immi labとしては待っていて良かったなあと思います。ハートの熱いコアメンバーが私以外に3人も集まってくれたので。どんだけimmi labのこと好きなんだよwって言いたくなるくらい熱い人たち。嬉しいです。
集まったタイミングも偶然ではなかったように思います。プロジェクトポンテの活動が2年目に入り、ETIC.社会起業塾に採択され、少しずつ活動に注目が集まる中で、講演に呼んでもらえたり新たな人を紹介されたりすることが増えたことがきっかけでした。元来せっかちな私は、昨年から「法人化したい」とずっと言ってたので、1人でとりあえずの理事と会員集めて〜ってできないこともなかった。でも今の超納得な理事と監事で総会を開催できて、今後への期待度みたいなのは全然違うものになった気がします。
なんで待てたかって?うーん、偶然こどもが一歳になったとこで育児が大変すぎたからかもしれないw
形式的になりがちらしい総会、何が感慨深かったの?
他の団体の常任理事もやらせてもらっているので、総会には参加したことがあります。まあ、大概「異議なし」で進む、なかなかにつまらない会ですよね笑 メールでええやんってなるやつ。
今回は、設立総会だからということもあるかもしれませんがなかなか感慨深かったです。定款や予算書や財産目録を一緒に確認しながら、正会員の皆さんが質問をしてくださったりコメントをしてくださったり。今の正会員の皆さんはほとんどがこれまでにメンターやボランティアとして関わってくださったことのある方々ですが、運営側のことを赤裸々に話したのは初めてなので「あ〜こんなことまで共有できる人たちがいるのはいいな〜」と思ったのかもしれません。コアメンバーに近いメンバーが増えた感じですね。
また、最後にみなさん一人一人がimmi labに関わり始めたきっかけや今後への期待を共有していただきました。わたしが1人で細々とやっていた時からずっと見てくださっている方や、今はもうやっていない事業にボランティアとして関わってくれた方なんかの話を聞いていると、「この人たちは同じビジョンを見てくれている。」と改めて感じたんですよね。immi labは設立当初から「アプローチへのこだわりは特にない。一番効果がありそうなことをやりたい。」と話しているのですが、それでも今後もし事業をがらりと変えることになると、いろんな人の思いを背負っていくからこそ勇気の決断になるんだろうなと思っています。もしそうなった時でも、この正会員のみなさんは、同じビジョンを見ている限り一緒に進んでくれるでしょう。そんな方々に支えられて活動できるのは、本当にありがたいことだと思います。
これからについて考えていること
総会を終えて、今は役所に出す最終書類を準備しているところです。任意団体から特定非営利活動法人になる上で私が一番意識しているのは、できるだけ俗人化しない組織を作りつつ、immi labとしての文化を築くこと、です。
組織づくりに関しては、色んなツールや外部の専門家のサポートをお借りして、できるだけ効率的に進めたい。
文化に関しては、まだ考えがまとまりきっていないですが、immi labに集まってきがちな「超熱い人たち」が自分らしさ全開で活動できる場にしたいと思っています。自論ですが、社会的な活動に「超熱い人たち」ってこれまで受けてきた内面的な傷やトラウマが結構あると思っています。活動を通してそれを癒せればいいんですが、癒しきれていない傷が事業活動やコミュニケーションでネガティブに表面化したり、傷が広がっていることに気づかず活動に熱中してしまいバーンアウトしたり、そういうことが起こりそうだと思っています。
そういう時に、自分に優しくしていいんだよ、あなた自身の回復が事業にとって一番効果的だよ、と伝えられるような組織や経営者でありたいなと思ってます。それは日頃から、お互いのセルフケアや成長を認めあったり、コアメンバーもインターンもボランティアも若者もみんながお互いを頼りあえるようなコミュニティであったり、そういうものを作っていければなあと思っています。優しい世界、は一組織の中から体現していきたいですね。
長くなってしまった。「noteは気軽に更新しましょう」と言われてるから、これからは短い何かを頻繁に書けるようになりたい、、、でもオタク語りしがちな私には難しいぜ。NPO経営に挑戦するみほの記録、続けばいいなー(棒読み)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?