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頭の中から負の感情を消し去る方法

人の性格は、そう簡単には変えられない。

もう少しラクに考えたらいいのにとか、しんどいなら考えなきゃいいのにとか、周りの人はそう思うだろう。けれど、当事者にとってそれが出来たら苦労はしない。

忘れようとしても引っ掛かり続けるのには理由がある。そこに希望を見ていたからだ。その先に少しの光でも見えればと期待してしまっていたからだ。

割り切りの良さ、が生きやすさに繋がる。それでも割り切れないのは、その相手にこだわる何かがあったからだ。きっと分かり合える、全てではなくても少しは通じることが出来ると期待してしまったからだ。

期待が外れた時、痛みは二倍に膨れ上がる。ある人に言われた。傷口をさらに広げているのはその相手ではなく自分自身だと。

実際にそう思う。一度は忘れようと思ったことを1週間ほども引きずっていた。心のどこかに引っかかって残っていたようで、体調に偏重をきたした。

どんな薬でも治らない。とにかく気持ちの矛先を変えるしかないのだ。

その方法も、無理矢理封じ込めたのでは、またいつかそれが蘇るし、身体は悲鳴をあげて、壊れてしまう。だから自分の中で昇華するしかない。


胸の真ん中の痛みがずっと取れずにいるのはそのせいだったようだ。日にち薬かもしれないけれど、今私がするべきことは、今までと違う環境下で過ごすこと。それを少し考え始めている。


ネット世界のくだらない情報で左右されるような私ではないはずなのだ。

外部との接点を持つ方法が、今のコロナ禍では変わって来ているし、実際に会えないのだからとても難しい。

私は基本、人のやさしさに慣れていないので、あり余る励ましをもらってもどう頭の中を整理していったら良いのか、わからない。

でも言えるのは、孤独ではないということ。これ以上の幸せがあろうか。

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みほ
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