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思考習慣のコンパス

こんにちは、思考習慣改善コーチ⌘みはしつやこ です。

お悩み相談として「取り越し苦労が多い」と話す方がいました。
おかげで、気持ちが休まる暇がなく、だんだん暗い気分になってしまうのが常だ、ということでした。
その方の職業はSEなので、職業柄もあるのかもしれません。

まだ起きてもいない事柄に対して、あれこれ思い悩んで動くことも考えることも、さらには感じることも止まってしまう…「どうしよう?」ばかりが頭の中を渦巻いて、答えが出ない沼に溺れそうになる。

こういう場合は、数値で確かめてみるのも一案です。

アメリカで不安や心配事が一体どのくらい現実に起きるのか?という研究をした結果、現実化した確率はおよそ15%だったそうです。
つまり、残り85%は不安が現実には「起きなかった」ということで、8割5分ならば「そうそう現実化しない」と捉えていいのではないでしょうか?

しかし、「でも15%は不安が現実化してしまうんだ…」という方に意識が向く方もいらっしゃるでしょう。こちらの追跡調査も実施されていて、不安が現実に起きた場合でも、およそ97%は自力で解決出来た、というのです。

不安は85%現実化しない。運悪く現実化しても、97%は自力解決出来る。

これを、知っているのと知らないでいるのとでは、心の平安は相当違うものになるでしょう。もちろん、「だから何もしないで過ごしていればいい」ということではなく、自分なりに対処方法を日常的な範囲で用意しておいた方が一層安心です。

私がこれまで思い悩んだことのうち、98パーセントは取り越し苦労だった。
マーク・トウェイン(作家)1835年11月30日生まれ

先の取り越し苦労が多いSEさんも、裏を返せば「リスク管理能力が高い」という言い方が出来ますよね。またこうした傾向を持つ方は一人で何でも抱え込んでしまいがちなので、「○○は△△さんに頼む」等、得意な人に日頃から少しずつお願いをする発想を持てれば、コミュニケーションも生まれるしリスク対策にもなるし、一石二鳥、win-winが叶いますよね。


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