思考習慣のコンパス
こんにちは、思考習慣改善コーチ⌘みはしつやこ です。
よく会話で「大変!」という言葉を使っていませんか?
「あの時ホント大変だったんだから…」
「何、それ?大変じゃない?」
「言うのは簡単だけど、やるのは大変なんだよね…」
「大変」の意味すること…それは細部まで言及していてはとても言い尽くせない出来事をひっくるめて「大変」と表現している、というのが大方の思惑でしょう。数の大小や事の濃淡も未分別なままでひと言で言い表せる、便利と言えば便利な言葉です。
さて、その「大変」に対処しなければならない時、どうしますか?
全部ひっくるめた、大量の情報や出来事や人の思惑に対して一ぺんに向き合うことは不可能ですよね。
けれど、案外一ぺんにやろうとして、もしくは一ぺんに出来ないと決め込んで途方に暮れているか、先延ばしにしているか、そんなことも多いかと思います。
「不安」も同じで、漠然とした「不安」という存在が大きくて、その前で何もせずにただ立ち止まっているだけ、というやり過ごし方をしていることが多いものです。
手に負えない大きさの前で途方に暮れていたり、ただパニックになって騒いでいるだけで解決出来ればいいのですが、落ち着いて物事を自分で扱える単位にまで細かくしてみることが重要になってきます。
小さく砕いて、一つずつ解決すれば、解決できない問題はない。
アンドリュー・カーネギー(実業家)1835年11月25日生まれ
細かくしていってみると、意外と問題視していた部分よりももっと小さい、ごく基本的な部分に欠落やら行き違いが起きていることに気付くことが多いです。問題解決したいなら、細分化した事実を客観的に見ることと、そこに個人的な感情を乗せないことが大切になります。ミスリードした部分を見つける=犯人捜しをしているだけでは、本当の意味で解決にはなりませんね。
「大変だ、大変だ!」と騒ぎになる事件は、ビックリするくらい些細な欠陥が事の発端になっているものです。自分の体調に関することや人付き合いに関することも然り。「大変」に至る前に「小さな違和感」に気付けるようになりたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?