#45 訳ありと言わなくては売れない不思議
会社で気持ち悪くなり、会社の警備に頼んで救急車を呼んだ。
腸が渋滞を起こして、何も受け付けない状態だったらしい。
原因はまだ明確にわかっていない。
点滴などうけながら1週間入院で徐々に回復して、退院したら腸活とかやんなきゃなと考えていた。
退院一日前、ラジオのJ-WAVEで一つの本を肴にあるテーマについて語る番組ビブリオシカでSDG’sの食料について語っていた。
そこで、日本は食料40%を廃棄しているという事実と長濱ねるの悲鳴が耳に飛び込んできた。
たまにポケマルという生産者さんから食品を買うも腐らせてしまう愚行を
反省する。一人暮らしなのにたくさん買ってしまうのは理由があって、少量だと送料の方が高くつくためついつい多く買うのだが、
ここは、ひとつシェアしようと知り合いに余ったら欲しいかと注文前に聞くことにした。
そしてそのポケマルの野菜や果物を見ていると、
訳アリというのが、結構安く大量に出ている。
傷があるとか、形が悪いとか、規格外で大きすぎるとか小さすぎるとかの理由で市場に出せないとかで訳アリと呼んでいる。
生産者は味は問題ないというもののどこか表現が卑屈だったりして。
なんでこれが受け入れられないのかとなぜか憤りさえ感じる。
世の中ダイバーシティと言いながら経済の論理ではじかれたものたちである。
それだけではないと思うけれども、それは40%廃棄する一因になっているに違いない。
スーパーマーケットは工場の規格品の展示物でないのだから、経済を追求するあまり何か大切なものを失ってしまったような気がする。
白と黒の間にいろんな色があるから世の中は豊かなのだ。