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ふたりはともだち(文化出版局)

『ふたりはともだち』
作:アーノルド・ローベル/訳:三木卓

仲良しのかえるくんとがまがえるくん2人が過ごす日々の短編集。シリーズ4作品の1冊目で、『はるがきた』『おはなし』『なくしたボタン』『すいえい』『おてがみ』の5篇が収録されている。特に『おてがみ』は教材等に使われていることもあるので読んだことがある人が多いのではないだろうか。

楽観的で行動力のあるかえるくん、融通が効かず悲観的ながまくんの2人は性格が異なるが大親友だ。時に強引に互いを振り回す2人だが、一方で相手のことをとても大切に思っていることが随所から伺えて、ほっこりと心が暖かくなる。特に私が好きなのは、がまくんが悲しい時に何を言うでもなくそっと隣で寄り添ってくれるかえるくん。何でもない時間を黙って共に過ごすことのできる友の温かみを感じさせてくれる素晴らしい空気感である。
寝る前の読み聞かせに、当時まだ3歳の我が子にはやや長いかとも思ったのだが、思った以上に気に入ってくれた。今では読んでほしいと選ぶ定番の作品の一つとなり、本棚の一番出しやすいところに並んでいる。

■初めて読み聞かせた年齢:3歳
■読んだきっかけ:図書館
初めは図書館で借りて読んだが、気に入ったので最終的にはシリーズ全冊購入の運びとなった。

□なんとなく評価(最大5)
・わかりやすい言葉づかい:☆☆☆☆☆
・理解しやすい物語:☆☆☆☆☆
・我が子にウケた:☆☆☆☆☆
・自分が面白かった:☆☆☆☆☆
・絵の多さ:☆☆☆☆
・友情:☆☆☆☆☆


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