2024🇸🇪 ツッコミどころ満載の日々③社会福祉とスーパー編

2024年10月16日 06:51

社会福祉・医療事情

パーソナルナンバーをもらうまで

先日、パーソナルナンバーが届きました！パーソナルナンバーは、スウェーデンの個人を管理する番号。交換留学の時は滞在が一年未満だったのでもらえなかったのだけど、今回は滞在が２年（卒業後job hunting periodでもう１年滞在が許可されてるから実質３年?!）なので、もらうことができました。
※ただパーソナルナンバーをもらうには長い時間がかかりました、、
１、居住許可の登録をするために移民庁へ行って、色々登録
２、居住許可証がポストに届く。これが届いたら、スウェーデンに入国したことをオンラインで税務署に申請する。
３、オンライン申請後、予約をして、税務署へ行って色々登録
４、数日後、ポストにパーソナルナンバーが届く
５、パーソナルナンバーとパーソナルナンバーの身分証は違うので、今度はその身分証の申請のために、再び税務署へ行って色々登録
６、１週間後、再び税務署へ行って、身分証を受け取る
７、身分証を受け取って初めて銀行開設ができる。だけどデジタル化が進んでるせいで色々めんどくさく、まず、銀行開設をして、Bank IDを受け取って、Swishという日本でいうPaypayのようなアプリの登録をする。<-私はまだこれから、、

パーソナルナンバーをもらうと、スウェーデン人とほぼ同じ医療福祉サービスが受けられて、それをつくづく実感してるし、交換留学の時には気づかなかった新しい発見がたくさんある。

パーソナルナンバーと戸籍制度

まず、個人が番号で管理されてるということ。
日本にもマイナンバーがあるけど、やっぱり戸籍制度が根強い。戸籍制度があるのは、つまり個人が家として登録されるのは、日本と中国くらいらしい。
スウェーデンでは個人が個人として番号で登録されるから、身分証明で大切なのは番号で、名前は重要じゃないんだって。
スウェーデン人の友達に身分証を見せてもらったら、ミドルネームどころか、苗字が3つ、名前が2つ、書いてあった。しかも、兄弟姉妹で苗字が違うらしい。なんなら名前が同じらしい。
海外旅行に行く時、家族で名前が違うことに怪訝そうな顔をされるんだとか。
日本では、家で登録されるからなのか、苗字を使う場合が多い気がする。レストランの予約では苗字を書くし、苗字呼びが普通なのは、どこかで「〇家に所属している」って潜在的に思っているからじゃないかな。
この個人で管理されてるか、家で管理されてるかって、結構私たちの考え方や社会システムを左右してる大切な視点・仕組みだと思った。自分は家の所属として管理されてるんだと思うと、今取り上げられてる女性進出や年功序列などの問題（？）への見方がぐんと広がる気がします。

医療事情と救急車

パーソナルナンバーがポストに届いた後、以下の２通の手紙が届きました！
１枚目が、かかりつけクリニックの案内。
２枚目が、かかりつけ歯科医の案内。23歳以下は、無料で検診が受けられる！（ありがたい！今度挑戦してみる！）
家の近くのクリニックが割り振られる。

これになんで感動したかというと、スウェーデンは簡単に病院へかからせてくれない国で、交換留学時代にトラウマがあるためです、、

スウェーデンではまずクリニック（かかりつけ医？）に行くor1122っていう医療ホットラインに連絡して、病院に行く程度と診断されたら病院の予約をとっていくのだけど、病院に行かせてもらえるハードルが高い。熱があっても１週間様子を見ましょう的な感じ。しかもその医療ホットラインの電話の待ち時間が長すぎて、繋がるまでに1時間以上もかかる、、

私は、まず、交換留学時代クリスマス前後にスコットランド旅行している時に喘息の発作になったのだけど、保険の人に、スウェーデンはこの時期病院やってないからロンドンの病院へ行きましょうと言われてロンドンの郊外の病院へ行きました笑　呼吸はしやすくなってスウェーデンに戻ったんだけど、３週間くらい声がでなくて、でも病院の予約が取れなくて、不安でめっちゃ病んでたのを覚えてる笑　治ったから良いんだけど笑　この点ではスウェーデンのほおってくポリシーは正しいわ、、笑

二つ目は、春先に呼吸ができなくなった時のこと。留学の終わりの方で、スウェーデンの医療事情をわかってきてたから、息苦しくても数日様子を見ることにしてた。でも、日が経つにつれて、数歩歩くだけで息切れするようになった。食事しなきゃと思ってキッチンに立つと5分ぐらいでギブアップ。１週間くらいたって、さすがに体の汚れを感じてきたから頑張ってシャワーあびて15分くらいたってたら、めまいがするくらい苦しくなっててさすがにやばい、私この１週間頑張ったと思って、1122へ電話した。そしたら、すぐに病院へ行けと言ってくれて、しかも彼らが救急車を呼んでくれた。救急車も来るの遅いということを風の噂で聞いてたんだけど、すぐにきてくれて私はラッキーだった。スウェーデンやるじゃんって思ってたんだけど、その期待は甘くて、ここからがスウェーデンだなという経験ばかりでした。
救急車が到着して、酸素濃度を測ると89。スタッフはこれは低い、って言ってたのに、荷物も体も支えてくれず、助けてほしくても声がでないから、めっちゃスウェーデンだって心の中で呟いてた笑

で、病院に着くと、電気が少ししかついていない部屋で1時間近く待ち（以下参照
）。さすがエコフレンドリーな国、最低限しか電気つけない笑　電気ついてるだけいいのかも笑

ようやく誰か来たと思ったら、見習いの看護師二人がきて、検査のために血液接種してもらった。
日本だったら見習いの人に一人はボスがつくのでは、、？って思って少し不安だった。しかも、その不安通り？に、1回目採血の針を折られました笑
でもそのあと、その二人とおしゃべりして、一人は経済学部出身で私が当時学んでた学部にいたことが判明して、どうして経済学部から看護師？というような話をして、楽しかった。
その時には、もう息苦しいのは治ってた。

さらに1時間"以上"後、ようやくお医者さん達（3人くらいで入ってきた）が来た。血液検査の結果は以上なしだったみたい。ほかにも検査されるのかと思いきや、「息苦しくなった原因にこころあたりある？」って言われて、もちろん「わかりません」って言ったら、「僕たちもわからないよ、はは」って言われて会話終了。
「また呼吸できなくなったらまたきてね」って言われてかえされた笑

結局その後1ヶ月くらい苦しかったのだけど、裁判した時（またいつかノートに書きたい、、！）にお世話になったルンド在住の日本人の方の夫さんやホストマザーがお医者さんで、その二人にも色々聞いてたら、ストレスと花粉と喘息が重なったことが原因ぽい。勉強もその時やってたイベントも全部やらなくしたら、ずいぶん楽になった。
※スウェーデンでは、4月にシラカバの花粉が大量に飛んで、息苦しくなることも日本でいう目の痒みや鼻水に匹敵するくらい一般的な症状なんだって。

一見すると、イライラする経験に聞こえるけど、私には、お医者さんも看護師さんもすごくフランクで、心地いい環境だった。この経験をスウェーデン人の友達に言ったら、「あたりまえじゃん、医者だって人間なんだから全部わかるわけないよ。そもそも病院なんて行かない。体調悪くなったら家で休む」って言われた。
文化の違いが反映されてる部分ももちろんあるけど、痛いことを痛いと、苦しいことを苦しいと、プレッシャーを感じずにいえて、スウェーデンの考え方がすごく好きで、その考え方を知ってすごく心が軽くなった。

というのも、日本で膝を痛めて膝の手術をしたことがあるのだけど、その前に病院を5箇所くらい回ってて、その時に医者が痛みをわかろうとしてくれなかったりそもそも人の話を聞くような態度でなかった人ばかりで、でも医者に助けてもらいに来てるんだからしょうがないと思ったりで、医者も病院も好きじゃなかったから。
病院に行く時には毎回緊張してたし、でもちゃんと痛みを伝えないとと思ってメモまでちゃんと作って挑んでた。自分でどこかで医者は上の存在って思ってたし、医者も全部解らるべきみたいな患者からのプレッシャーもあるみたい？（日本の離島で何年か働いて今オランダに行ってオランダ語勉強してオランダの医師免許取ろうとしてる医者の人と、今ノルウェーのめっちゃ北の街で研究してる医者の人から話を聞いて、彼らがそう言ってた）で、この知り合いの方々（本当に良い人たちだった）のように全員が全員じゃないってのはわかっているけど、しかも私自身国境泣き医師団に憧れて一時期目指してたものだからめっちゃ矛盾しているけど、でも私の性格上、病院も医者も息が詰まる場所で避けたい場所だった。
だけど今は、ちょっと違う見方をすれば、私が嫌な思いをする環境でもないのかもと思ったりする。

救急外来からの帰り道、原因不明のままだったけど病院もそこにいる人もとっても良くて、すごく心が軽くなって、病院を散策して帰った笑　その時に見つけた写真達↓

スーパーマーケット編

セカンドハンド

すっからかんな感じは、病院だけでなくてモールでも。
こちらからは、交換留学時代から時間が進んで2024年現在に気づいた物事です。

ルンドっていう南端から北端まで1時間で歩けるくらい小さい街から、少し離れた街のショッピングモール。この人のいなささよ、、
人がいないショッピングモール本当に静かで大好き。
あと、日本のモールと違うのは、音楽が小さいボリュームであることと、アナウンスがないことと、エレベーターやエスカレーターで流れてる「〇〇にお気をつけください」っていうノイズがないことと、薄暗いこと笑
私は日本のモールでは疲れやすいから、自然体なこっちのモールがお気に入り笑

一方で、こんな人いなくて売れるの？大丈夫？どうやって採算取ってるんだろう？って疑問は頭に多く残るばかり、、！

しかも、セカンドハンドショップが繁栄してるから、ますますわからない。学生のみからすると、いつ誰が普通のお店で買い物をするのだろうと思う。
セカンドハンドショップはいつ行っても楽しくて、しかも日本にいたら想像つかない面白い場所から、友達がルンドに来た時に案内する場所の一つ！

セカンドハンドでも存在感を放つボードゲーム達。子供だけでなく大人もやる。大学でもbord game nightがある笑

その他諸々、ツッコミどころ満載の事柄

以下は、スーパーでの発見！やその他諸々！
手間を省いて全部ここへ追加！

と思ったけど、多すぎたので次のページへ。

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