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【証券を生活産業に】
高校生になると、私は10時にはねて、3時や4時に起きて勉強していたので、朝6時くらいになると父が起きてきて、モーサテみながら日経新聞を読んで、それが終わって家族が仕事や学校に行くと、CNBC見ながら株価をみていた。私は全くわからず・・・
父は泳ぐことと、スキーが上手だったけど、
私は足がつかないプールで泳がされたり、スキー場に行ったらいきなりこぶつきのコースに連れていかれて滑されたり…
教育は荒療治だったわけだけど、経済のことも「教えて」もらったことはほぼなく、大学に行ったときに、図書館で本を借り「株ってこういうことだったのかー」と繋がったわけです。
こんな素晴らしい金融の力をどうして学校でもっと教えないんだろうと思う中、出会ったのが、私が入社した「東海東京証券」で、「証券を生活産業に」私の志と一致した。
・・・しかし入社した年に社長交代し横文字が並ぶ会社になって結局富裕層マーケットに戻ってしまったわけだけど私の根底には、「証券を生活産業へ」があった。
IFAになり、証券会社の真似事を回りがしている中、私は「そんなことしてても食えないよ」と言われながら、若年層や初めて投資を始める人達の背中を微力ながらおしてきたつもり。
その私がどんなご縁なのか相続分野に手を広げ、「有価証券の承継・相続」に力を注ぐことになった。
被相続人が有価証券をもっていても相続人は証券口座すらもっていない、投資の5大リスクは証券会社でもIFAでも伝えられるかもしれないけれど、「承継・相続のリスク」を伝えられる人が少ない。
だからこそ、この部分が「証券を生活産業へ」であり、私がやりたかったことと合致している。
証券マンって基本、「相続わかりますか?」ってきくとわかるっていうけど、総務や店頭に丸投げで取得したい書類の帳票すら知らない、違いすらわからない、なんのためにとるのかわかってない。贈与、成年後見、わからないワードは店頭や総務に丸投げ、さんざん丸投げされたので、今とても役にたってます。当時は「頭ついてんだろ、自分で考えろ」と怒鳴ってきたけど、私の力になってた。自社でさえ、証券の相続手続きをフロントから完了までしたことある人は少ない。私は営業も店頭も総務もやっているのでここは強みになった。
営業だって、港南台支店に8年いて、何十人もの営業をみてきたけど、相続を次の世代に承継するその先まで見据えて話ができる人は、2人しか思い浮かばない。
これが、他の会社にまで及ぶと、証券業務がわかって相続業務がわかる人がほぼいないのでやはりブルーオーシャンだなと思いますが、私だけでは力不足だなと思わさせられることも多々あります。相続業務は助けてくださる方がたくさんいるのだけど、ここい証券をかけあわせると、相続窓口では足らない。そのたびに、証券の先輩方に話をすると、やっぱり、先輩方はすごい。昔のように全くの上下ではなく多少は対等に話せるようになってきたのは「相続」という武器を私が手にしたからかもしれない。
私がみていない世界をみてきた方々だし、「あ、だからこれ、ここ、注意だ、こうしないとリスクなんだ!!」と気づかされることも多い。志高く、私の話をきいてくれる証券マンに話をすると、協業の余地しかなくてめっちゃワクワクするわけです。
仕事って、経済回して初めて仕事なので。
だれもやったことがないだろうことって、不安に勝る希望しかなくない?
昨年末、自分の会社も相続ができるように内容変更と、父が大切にしてきたであろう名前を断腸の思いで変更しました。
東海東京も大手じゃないけど
私がそれなりに成功したら、こいつ文句ばっかり言ってたけど採用して、感謝で送り出して良かったなと思ってくれるんじゃないかな。
数年後、この投稿が過去の投稿としてあがってきたときに、自分が大好きな人達と一緒に仕事を回せる側になり、この決断を誇れる時がくる、そう思って前に進みます。