【パッケージの話:カンプ作成/箱】
今日は、身フタ箱の作り方です。
昨今はデータ納品も多く、一から箱を作る必要がない場合もありますが、私は立体にしないと自分で確認・把握ができないので、箱の場合は基本的に立体カンプを作ります。プレゼンも立体カンプですることが多いですね。面倒ですが、これが一番わかりやすいし説得力あるのです。
身箱の作り方
まずは「身箱」を作ってみます。まずはこんな風に縦横ざっと線を引きます。手書きでもデータでもOK。
サイズ 160mm×72mm×25mm/額は6mm(内寸:148mm×60mm×25mm)
実際にカットするのはマゼンダの線。
サイズ詳細
箱作りで大切なのは、紙目と紙厚を意識すること。紙が重なる部分は予め紙厚分を引いてカットします。慣れるまで訳わからないですが、紙厚はどんな箱を作るにも意識が必要です。
カット&折りケイ入れ
カットできたら、折ケイ(スジ)を入れます。スジ入れほんと重要!私は自作の道具を使って入れてます。
自作の道具は、アクリル板をカットして2mm〜5mmの溝を作ってボンドで貼り付けただけのもの。これと太めの鉄筆を使います。
スジ入れができたら、次は角丸です。彫刻刀の丸刀を使います。ちょっとしたことですがこの角を丸くしとくと完成度上がる気がします。
組み立て
スジ入れした折りケイを折って箱にします。スジは押した方が山折りになります。最後に長辺のフラップを短辺のフラップの上に乗せるとロックされて、糊付け無しで箱ができます。
最後にフタのサイズも上げておきますね。
フタは、長辺は身の3〜4mmプラス、短辺は2〜3mmプラスします。サイズは紙厚や紙質によって変わります。
箱作りは慣れるまでが大変ですが、基本が身につけばいろいろ応用できるので、ぜひ作ってみてください。
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