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フロントエンド

マーケティングの用語でフロントエンドという言葉があります。

簡単にいうと、客寄せ商品でしょうか。


飲食でいうと、美味しい物、食べたいとすぐに浮かびやすいもの。コスパが良い物。説明しなくても誰でもわかる物。だと思います。

このフロントエンド商品を作る事で、本当に売りたい商品へ誘導します。ちなみに本当に売りたい物、利益率が高い物はバックエンドと言います。居酒屋業態でいうとお酒でしょうか?宴会もバックエンドです。


では、フロントエンド商品を作ればすぐ儲かる!というほど簡単ではありません。

お客様は飽きやすく、貪欲によい商品を求めていらっしゃるので、少しずつ変化させるべきと思っています。このフロントエンド商品を作り続けるのがなかなか難しく、よく頭を悩ませています。

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そんなとき、私がよくする事は競合店の調査です。

WEBをみてフロントエンド商品はなんだろうか?と探るわけです。価格も、品物も全て出ています!どれだけ美味しい料理を作ろうが、顧客に見てもらう、知ってもらわなければ、その商品は絶対に売れません。長時間じっと調理場にいて掃除してようが、お客様はこないのです。


まず誰もが知っている物で、食べたいと思える物が良いです。その後コスパを考えます。

居酒屋さんならお刺身なんかがそうではないでしょうか?

ここで、みんなが食べたいと思わない物にするとよくありません。客寄せするのに、枝豆とか、大根おろしとか、今日の夜どこかに飲みに行こうという時に浮かびにくい物は避けます。どれだけ良い大根おろしを作っても、無料であろうと、飛びつく人が少ないからです。


でもこだわりのお刺身が安く食べられるお店だとすると、今日はお刺身が食べたいという人であれば、それを軸にお店選びをしてくれるのです。そのお刺身が美味しくて安いお店があれば、繁盛するはずです。

マーケティングの基本ですが、やってるお店とやっていないお店では大きく違います。

意外とやっていないお店が多い・・・

当社も色々なところに組み込んでいます。

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ランチは実は全然利益がない状態、むしろ赤字覚悟でやっています。


まずは知ってもらうためにやっているので、赤字でも構いませんし、そこから夜につながる事を考えればよい広告だと考えているのです。

なので、昼間は儲ける気持ちがないので、バタバタしたり、お客様を回転させる事をせず、営業時間も早く終わります。労働時間が伸びてしまうような事を避けるためです。頑張っても儲けはありません!少ない時間で効率よく宣伝をしたいためにやっている商品ですから。


フロントエンドは何か?そんな事を考えて商品を見ると、他社、他業界でもやっているところは沢山あります。

スポーツジムの初月無料や、ネットフリックス初月無料なんかもフロントエンドですね。絶対儲けないです!もちろんその後サブスクで利益を出すという戦略ですが、無料なら試してみようと思うわけですよね。

そんな風に見るといろんな気付きがあって、面白いです!


株式会社mihaku
代表取締役社長 中嶋 一生


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