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AndOneというバンドをご存知だろうか?Part.3
TechnoMan(92年リリースFlop!に収録) この曲は Anguishの翌年にセカンドアルバムから3rdシングルとしてリリースされた。 元々デビュー直後から注目を集めていた彼らだが、ファーストアルバムでドイツの最優秀新人賞に選ばれ、またたくまにその地位を確立させた。 この頃には既に多くのクラブでのショーやツアーをこなして活発に活動をしている。 バンド設立の中心メンバーSteve NaghaviとChris Ruizはバンドを結成するにあたりDepecheModeの後を追うと決めていたらしくファーストでの成功から以降は少しづつポップセンスを取り入れた楽曲が増えて行く。 TECHNO MANは彼らなりのポップセンスが現れた曲。 単純でキャッチーでわかりやすい。 この曲は冒頭にDaveの名前が出てくるが、これもドイツでは今も絶大な支持を誇るUKのNewWave/Synth PopグループであるDepecheModeのフォロワーという方向性を周囲に示すためであったのだろうと私は推測する。 但し、彼らは当時多くいた他のDMフォロワーとは少しアプローチが違う。 そこはまたこの後ということで。 同アルバム収録曲の”Loser”は特に前アルバムとはまた違うセンスで作られている事がわかりやすいと思うのでこれも併せて聴いて欲しい。 https://www.youtube.com/watch?v=NsVgIv7hygc AND ONE - Loser 同アルバムからもう一曲。 https://www.youtube.com/watch?v=vDcyeeMcAoU And One - Years 聴いていただくとわかるかもしれないが、この頃は既に他のEBMバンドとは一線を画していて。 彼らなりのポップセンス/メロディアスな路線になっている。 TechnoMan Dave was dancing in the disco Like a loser looking for himself But the strobo was flashing like a gogo He had to crash on circle number twelve Richard was searching for his glasses Like a body looking for her head His eyes were kicked of by the masses Certain glasses are very hard to get Technoman youve got to do the echo Technoman youve got to do the beat Two sounds are better than one Do the technoman Dougles was fishing for a girlfriend Like an idiot looking for a fool But a singer doesnt't't't have to look like Adolf To be on stage acting very cool Two sounds are better than one Why don't you buy another And One
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AndOneというバンドをご存知だろうか?Part.2
Metalhammer (91リリース’Anguishに収録) この曲は初期の中で最も重要な曲であろうと思う。 冒頭のイスラム語と曲間に入るイスラム語。 これは何故かと言うと、フロントマンのSteve Naghaviはもともとイスラム圏からの移民だからである。 彼が4歳の頃イラン・イラク戦争が起こり、彼は家族と共にドイツに亡命してきた。 彼の祖父が資産家だったため、亡命先のドイツで移民としてはかなり裕福な生活をしてきた。 彼はドイツで成長する中でドイツのエレクトロミュージックに自然と親しみ、そして シンセサイザーを知り、自然と音楽の道へ進む事となる。 余談だが彼のSteveという名は実名である。イスラム圏なのになぜ?と思ったのだが。 実は父親がスティーブマックイーンのファンだったのでこの名前なのだそうだ。 そういったエピソードからもイスラムとはいえ、かなり自由な空気の中で育ったのだろうと思う。 そういった彼の生い立ちがベースになってこの曲が生まれた。 今もたびたび(というか、ほぼ毎回)この曲をプレイするのはそういった理由があるからかもしれない。 ドイツの人たちがこの曲で盛り上がるのを見ていると、彼がいかにドイツで受け入れられているのかを感じる事が出来る。 独特の単調なハンマービートに乗せてスティーブのある意味感情を殺したVo 彼らはファーストアルバムにこの曲を収録した。 移民である事を隠そうとはしないで、逆にそれを曲で表現したのだ。 Electro Body Music+イスラミック この二つを組み合わせる事が出来るのは、そういったルーツを持つ彼だからなのである。 彼らがデビューした89年はベルリンの壁が崩壊した年でもある。 亡命した頃は彼らがたどり着いたベルリンにはまだ東西を隔てる壁があった。 母国でも亡命先でも戦争が続いていた事に起因するのだろうか反戦曲も多い。 それに関してはまたこの先紹介していく事にする。 この曲の歌詞(英語) https://petitlyrics.com/lyrics/2208141 Take this deadly tool And feel the daily routine You go to work for money and for me Metalhammer here, metalhammer there Metalhammer lovely tool You'll take it everywhere Metalhammer lovely tool Tell me what I am Traeting you is the only thing I can Thank you for the money Help me to survive Metalhammer, metalhammer Help me to stay alive
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AndOneというバンドをご存知だろうか?Part.1
Second Voice (91リリース’Anguishに収録) AND ONEは89年にデビューした、ドイツのEBM/SynthPopグループ。 メンバーはフロントマンのSteve Naghaviの他に現在はJoke Jay、Rick Schah 、Nico Wieditz の4人 デビューして29年経った現在は、ベースとして活動しているゴシックシーンを含めて、幅広くジャーマン・シンセポップ・シーンを代表するバンドに成長している。 彼らの活動はドイツ国内に限らず、ヨーロッパ/アメリカ/メキシコ/チリなどにも及ぶ。 この曲は初期のFront242を彷彿とさせるシンプルなエレクトロボディーミュージックである。 彼らの初期の代表作とも言えよう。 今も彼らのステージでは必ずプレイされるファンに愛される一曲。 彼らの楽曲の特徴の一つとして全体の音数の少なさがあるのだが。 それは彼らなりに非常に計算されており、削った末に必要な音のみを残している印象を受ける。 29年経った今もその特徴は変わらず、他のアーティストには無い、シンプルでわかりやすい曲調を得意とする。 彼らの曲はジャーマン・ニュー・ウェイブから脈々と続いたドイツ・エレクトロシーンの流れをそのまま今も感じる事が出来るものと私は思う。 ドイツのゴシック・シーンを語る上で彼らの存在をまずクローズアップして行く事とする。 今後は彼らを中心としたジャーマン・ゴシック・ミュージック・シーンを日本に紹介していきます。 歌詞はこちら。 When you close your eyes There is no time to understand No time to realize You feel the fire as it burns inside You hear a second voice It's speaking to you tonight You hear a second voice It's speaking to you tonight Deep in the night You're walking through the rain You feel the raindrops Beating on your head In times like these you Think about everything But we know They don't understand You hear a second voice It's speaking to you tonight You hear a second voice It's speaking to you tonight This second voice Follows me day by day This second voice Is everytime so deep inside This second voice Observes me through my life This second voice Is everytime so deep inside AndOneウイキぺディア(英語) https://en.wikipedia.org/wiki/And_One