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感情的な夫とHSPなわたし~性格のちがいを強みに変えるヒント~
夫婦の性格のちがいに悩んでいませんか?
感情的に反応する夫とHSPで冷静な妻。
一見、相性が合わなさそうに見える二人が、うまく過ごしていく秘密とは?
HSP妻である わたしの実体験から、性格のちがいを乗り越える具体的な方法をお伝えします。
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性格のちがいに疲れた日々
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結婚当初、わたしは夫の感情的な反応に心底疲れていました。
夫は集中すると周りが見えなくなる性格で、
そのせいか財布を失くす頻度が半端ありません。
年に一度は必ず起こると言ってもいいくらいで……
「財布なくしちゃう名人」の称号を与えたくなるほど毎度大騒ぎです。
反対に、HSPのわたしは、心の平穏のため基本的に波風を立てず、冷静を保つことを何よりも大切にしていました。
「財布がない! どこか落とした!」
「鍵がない! 落とした!」
「ない! ない!! ない!!!」
と夫が騒ぎ立てるたびに、内心では
「どうしてそんなに大げさなの?」
「落ち着いて探せばどうせ出てくるだろうし」
とイライラや落ち着かない気持ちをつのらせながら、何とか穏便に状況を収めようとしていました。
しかし、この感情的なエネルギーを日々浴び続けていることにより、私が心身ともに疲弊していることに気づいたのです。
変化のきっかけ:小さな視点の転換
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ある日の外出中、わたしの財布が見当たらないことがありました。
いつもの通り冷静に
「あっ、財布ないかも」と夫に伝えました。
後からでも見つかるだろうと思っていたわたしは
すぐに探さずに過ごしていたのですが、
このとき、わたし以上に騒ぎ出したのが夫でした。
その時、わたしは気づきました。
夫はこの感情をわたしに押し付けたいわけではない。
むしろ、自分の不安を誰かと共有することで安心したいのかもしれない
そして、
妻も不安だろうから安心させたい
と考えているのではないか?
この瞬間、わたしの中で何かが大きく変わりました。
これまでの「呆れる」視点から、
「共感する」視点へと180度転換したのです。
性格のちがいが強みに変わった瞬間
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「大丈夫、落ち着いて考えたらきっと出てくる!最後に使った場所を探してみるね」と私が穏やかに声をかけると、夫も次第に落ち着きを取り戻しました。
探している中で、夫は自然に冷静さを取り戻していったのが見えてきて、この経験から、わたしは重要なことに気づいたのです。
夫の感情的な反応は、
実は行動力とエネルギーの源泉であり、
わたしの冷静さは、
彼が次の行動を考えるための
重要な土台になり得るものでした。
*ちなみにわたしの財布は無事に見つかっています。
学び:性格のちがいを活かす具体的なヒント
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感情を受け止める
⇒「なぜそんなに感情的なの?」ではなく、「そう感じるんだね」「見つからなかったら心配だよね」と共感することで、相手の感情が和らぎます。
HSPとしての特性を活かす
⇒ 冷静さと状況整理の能力を、関係性を支える武器として意識してパートナーの感情を理解しながら、冷静に対処しましょう。
※呆れている素振りを見せないよう注意してください(自戒)
相手の特性を強みと捉える
⇒ 感情豊かな夫の行動力が、HSPの慎重さを補完します。
「夫のエネルギーは、わたしの原動力を支えてくれている」という感謝の視点を持つことで、相手を肯定的に捉えられるようになります。
まとめ
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性格のちがいは、決して障害ではありません。
むしろ、お互いの可能性を広げる関係性を築くチャンスの宝庫なのです。
HSPとしての繊細さと、パートナーの感情的な特性を尊重することで、夫婦の絆はさらに強くなります。
もちろん人間なので、一瞬ムッとしたりイラっとしたりすることもありますが、その時は、3秒深呼吸して落ち着かせて解決します。
あなたも、パートナーとの性格のちがいを、チャンスに変える小さな視点の転換を試してみませんか?
ほかにもいろいろな気づきを発信したいと思います。
この記事を読んで感じたことがあったら、ぜひ教えてください!
あなたのココロにキラキラした光が届きますように✨
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