それは一度切りの物語「はじめての」
以前書いた「久しぶりの読書」のnote。そのうち「はじめての」を読了したので今日はそれについて書いてみようと思います。
「久しぶりの読書」でも触れましたが、この本を読むきっかけになったのは推しのVtuberである儒烏風亭らでんさんの企画「書庫らでん」という読書企画において今月の課題図書に入ったからです。この本の他にもう2冊ありますが、それはまたまた後々・・・
さてこの本「はじめての」では「はじめて〇〇したときに読む物語」をテーマとした4つの短編から成り立っています。
異なる作家4人のものなので一概に感想としてまとめるのは難しいですが、どの本でも言えることとして「はじめて」は1回しかありません。2回目の「はじめて」はない中でその「はじめて」がどのようなはじめてとなる、あるいはなっていくのかというのがとてもおもしろかったです。
そしてこれら4つの短編ですが、普段小説を読まない自分にとってこうくるかという展開の驚きがすべてにおいてありましたね。どう落とし所をつけるんだというメタな読み方をするほど余裕がなかったとも言えますが・・。
そうそう、もちろんすべての話が良かったのですが、あえて選ぶのであれば2つ目の「ユーレイ」ですね。自分に一番近い部分だったことや淡く光るような夜に起こるちょっと不思議な物語は学生時代のある1ページを思い出させるところが読んでいてとても良かったように感じました。
そんなこの4つの物語ですが、コラボレーションということで「アイドル」や「夜に駆ける」で有名なYOASOBIさんの楽曲にそれぞれなっています。
・『私だけの所有者』×YOASOBI=「ミスター」
・『ユーレイ』×YOASOBI=「海のまにまに」
・『色違いのトランプ』×YOASOBI=「セブンティーン」
・『ヒカリノタネ』×YOASOBI=「好きだ」
今回noteを書くためにこれらの楽曲も全て聞きましたが、あの小説からこうした世界観をさらに生み出すという言い方が合っているか分かりませんが、さらに広がった曲たちはどこか興味深いですね。
そして3つ目の楽曲「セブンティーン」ですが、なんととらでんさんが所属しているグループReGLOSSの歌ってみた動画として投稿されていました。
本人は現在体調不良によるお休み中ですが、その中でこんなサプライズというか伏線を回収していくとは思いませんでした。だから今月の課題図書として入っていたのですね。
少々引用が多くなりましたが、久しぶりの読書はこんな感じで幕を閉じました。自分って普段どんな感想を書いてきたかの記憶すらあやふやなままのスタートでしたが,本を読むにしても感想を書くにしても良いリハビリになったかなと思います。
書庫らでんの企画としてはあとは「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」と「土偶を読むを読む」が残っています。とりあえず「目の見えない白鳥さん~」については「はじめての」を読み終わったすぐぐらいに買いました。今月が終わるまであと20日あまり間に合うのでしょうか。
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