占い師が習うべき哲学者①ソシュール
私が占いを学ぶ際に影響を受けた哲学者について解説をしていきます。
占断をより深めたい方の参考になれば嬉しいです。
占い師としてもっと表現力を磨く上で重要となるのはカードや天体が伝えてくれる象徴を、相談者にどうやって分かりやすく、そして深く伝えるか。
そのスキルをアップさせるために役立つのが、哲学者フェルディナン・ド・ソシュールの考え方です。
彼の「言葉とはどういう仕組みで意味を生み出すのか?」という視点を学ぶと、占いにおける解釈力と表現力が格段に高まります。
今回は、ソシュールの理論が占いにどう活かせるのか、簡単にお話ししますね。
【参考書籍】
占い師と「言葉の力」
ソシュールは「私たちは言葉を通じて物事を考える」と述べています。
つまり、言葉をどれだけ知っているか、どう扱えるかで、思考の深さや幅が変わってくるのです。
占い師が象徴の意味を正確に伝えるためには、豊かな語彙力や表現力が必要不可欠です。
たとえば、占星術で「金星が双子座に入る」という配置を、ただ「コミュニケーションが活発になる」と説明するのと、「言葉を使って楽しさや好奇心を共有するエネルギーが高まる」と表現するのとでは、相談者に与える印象が全然違いますよね。
ソシュールを学ぶと、この「言葉で世界を広げる力」が鍛えられるのです。
シニフィアン・シニフィエ
ソシュールは「言葉は記号でできている」と考えました。
そしてその記号は、「シニファン(能記)」と「シニフィエ(所記)」という2つの要素からできていると説明しました。
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