3Dプリンタで作る大判グッズ
先日から3Dプリンタで色々作っているRittreck Viewですが、試作品1号はベース部分をMDFで作ってます。
厚さ3ミリのMDF板を使っているんですが、MDFの最大の欠点は用意に曲がる(反る)という点かなと思います。
あと、どうしても強度面での不安が残るのと、そもそもMDFを精密正確に加工するだけの技術が僕にありません。
色々工具を持ってはいますし、そこそこ上達しては来ている…と思いたいところですが、それでも1mm単位がギリギリ。0.5mm単位での調子とかはほぼ出来ません。
そういう苦手なことは3Dプリンタにやらせるに限る、ということで
MDFで作っていたベース部分も含めて3Dプリンタで出力するよう、ちょっと改造してみました。
ここで問題になったのがベース部分のサイズで、厚みは3mmですが縦横のサイズがそれぞれ220mmあります。
我が家のEnder3 V3 SEでは、最大で220mmx220mmx250mmの造形が可能なので、理論上はイケるんですが、上限いっぱいいっぱいとなるとなかなかうまく行きません。
なので、ベース部分だけ上下左右から1mmずつ削って、218x218mmで作成しました。そしたら今度はRittreck Viewのストッパーまで届かないという緊急事態。
せっかく作ったベース部分が無駄になってしまう、さぁこいつはどうしようか、と考えて、
「足らん分を補えるようなアダプタを作ろう」
と急遽モデリングして出力。
構造としては非情に単純ですが、しっかり固定してくれるようになりました。
このアダプターは、ベース部分に接着して使おうかなと思います。
本体上部のストッパーに着けるアダプターなので、理論上「カメラの中心」とフィルムバックの中心が2mmズレちゃうんですが、そこはレンズのフォールなりライズなりでカバーしようかと。
金属製のフィルムバックはかなりの重量になりますが、PLA樹脂製だと相当に軽いものになります。カメラ本体全部との重量バランスがかなり崩れますが、しばらく実際に使ってみて微調整しようかなと思います。
あと本当にフレームとレンズ受けなどを作れれば、実質大判カメラを作ることも可能になってしまいます。
が、そこは流石に手を出さないでしょう。手を出すとしたら、4x5のフィルムバックを樹脂で作って、ただでさえ重たいRittreck Viewの軽量化を図るか…
ちなみに、現在我が家のCreality Ender3 V3 SEですが、一番出力の成功率が高い=エラーが起きにくいのは、Ultimaker CuraのソフトウェアでのStandardの設定です。
Dynamicは次に成功率が高く、一番高い品質だとなぜか途中でノズルが詰まります。
Standardは出力結果もキレイで強度も十分、また速度も早いので、当面Standardでの出力が続きそうです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?