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Mamiyaの二眼レフカメラの魅力

これまで色々なカメラを手にとって使って見ましたが、その独特なフォルムや撮影方法も相まって
「これは面白い」
と強く感じるカメラの一つが、二眼レフです。

その二眼レフの中でも、Mamiya CシリーズはRicohFlexやRolleiFlex、Yashikaなどのメーカーの二眼レフと大きく異る特徴が2点あり、その特徴がマミヤの二眼レフの大きな魅力になっています。

これまでMamiyaC3を愛用しておりましたが、今回、ジャンクとして売られていたMamiya C33を手に入れました。

症状は
・モルト劣化
・フォーカシング側の反射ミラーの汚れとくもり
・フォーカシンググラスの汚れとカビ
といったところでしたので、フォーカシンググラス辺りを分解してクリーニング+モルトの貼り直しをしてみました。

この辺の作業はもう慣れてますので、クリーニング自体は30分程度、モルトの貼り直しも含めて大体1時間程度で完了です。

ついでに、Mamiya C33とC3を並べて比較してみました。

全体的なフォルムは似たような感じですが、C33の方が若干背が高くなってます。

並べて正面から見てみると、レンズの位置もC33の方が若干上に来ているようです。

レンズ向かって右側面には、レンズのロックダイヤルがあります。
C3(写真左)はレンズを取り外す際にはロックダイヤルを「Unlock」に合わせて、上のレバーを左側へスライドする必要があります。
C33(写真右)は、ロックダイヤルとロックレバーの動きが統合され、ダイヤルだけの1アクションでロックを解除することができます。

レンズ向かって左側面、こちらにはフィルム巻き上げ用のクランクレバーがあります。
ここでの動作はC3と結構変わります。
C3の場合は、クランクレバーを時計回りに回して、1コマ分が巻き上げられたら、ほんの少し(1/4周くらい)反時計回りに回し、大体1時くらいの角度に戻してから折りたたむ、という動作でした。
C33の場合、クランクレバーを時計回りに回して1コマ分を巻き上げたら、1周+1/4周くらいを戻して折りたたむ、という動作になります。

また、コマ数表示窓も大きくなりました。
加えて、C33側(写真右)下方向には、焦点距離65mmと80mmの場合の、蛇腹せり出し長と焦点距離の関係を示す目盛りがあります。

背面は、C3、C33でほぼ代わりはありません。左がC3、右がC33です。

機能面では、C3よりもC33の方が利便性が高くなっています。

特にパララックス情報(※接写の際など、上下のレンズの視野の差の影響が大きくなることで生じるフレーミングのズレ)をファインダー内で確認できるというのが、非常に大きな利点です

また、C3とC33はレンズやファインダーオプションなどで互換性が保たれていますので、これまでに手に入れたレンズ資産を有効利用出来るのも、大きな強みの一つです。

Mamiya Cシリーズの二眼レフの大きな特徴として、
・レンズ交換が可能
・蛇腹を使ったフォーカシングで、高い接写性能を保っている
というものがあります。

高い接写性能があるからこそ、「近づいてよし離れてよし」と色々な被写体に対応できるのかなと思います。

フィルムが高い状態はまだまだ続いていますが、こんなに使ってて面白いカメラがまだ有るというのは、フィルムを続けていくモチベーションになってくれます。


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