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ミュージシャンを目指す19歳との書簡 - 2 がむしゃらに行動する意義について
先日、ジャズ・ミュージシャンになりたいという19歳の若者がメールをくださいました。彼にお返事を書くうち、この言葉が必要な方が他にもいらっしゃる気がして、ブログに載せることを決めました。
以下は私から彼へのお返事からの抜粋です。
全ての方の夢が、一番良いタイミングで叶いますように。
一通目はこちら
(前略)
でもそんなことで自分のやりたいことを制限しなくてOKです。
前のメールにも書きましたが
10代-20代は、ありとあらゆる失敗をしてそこから学ぶべき時期だ
と私は思っていて
その時期に失敗をせず、失敗を恐れる大人になってしまった方は
その後とても苦労されているイメージがあります。
◎◎さんのメールからは
心配がとてもたくさん読み取れます。
ですが、10-20代の間は
心配せずに行動をすることをおすすめします。
心配して正解を求めておろおろしている時間は、勿体ないです。
言葉でこうやってアドバイスを聞いても、自分で行動してみない限り
私の言葉の本当の意味は理解できないものです。
何でも良いから、がむしゃらに行動して体験の数を増やし
泣いたり悲しんだりしながら、心を強くし
行動や運動の数を増やして体も強くし
常識を身に着け
同時に常識を破るのに最適なのはいつどんなタイミングの時か
そういうこと全てに対する
自分なりの基準を作っていくのが若い時にやることです。
こうやって私にメールくださったのも「行動」の一つで
わたしは、その行動をあっぱれ!と褒め称えたいです。
なので、こうしてお返事を書いているんですよ。
クラシックの作曲については、残念ながら私は詳しくないの、ごめんね。
でも全体的にアメリカの教育と日本の教育は「基本的な発想の仕方」に大きな違いがあります。
日本は減点式(マイナスに目が行く)
アメリカは加点式(プラスに目が行く)
私は、若い年齢の間に自分に
アメリカの教育の考え方を与えてあげたかったな〜と何度か思いました。
アメリカは政治・宗教などの面で狂っている点がたくさんあり
国全体としての評価としては高い点をあげられる国ではないですが
NYは特別です。人が素晴らしいです。
今日は5分後からラジオに出て
その後ヨガをやって体力をつけた後
他の州からNYにやってくる作曲家が会いたいと言ってくれたのでランチをしに行きます。
ランチするレストランは「2回めのチャンスが必要な方たち」つまり
刑務所に一度入ってしまった方々をスタッフとして雇用しているNPO法人です。
今日はこのレストランの運営者の方にもご挨拶する予定です。
このコンセプトが素晴らしいなと思っているので。
その後、休み無くブロードウェイ女優のゆうすい・みなみちゃんという方のお家ににお邪魔して
日本で演奏するためのリハーサルをします。
その後また休み無く移動して
◎◎◎のスタッフ兼作家をしている友達と
殺陣師の友達と
サムライジャズプロジェクトというものの打ち合わせ兼ディナーです。
その時行くレストランは教会が運営しているレストランです。
その後帰宅して、ピアノを練習してから
作曲のレッスンをオンラインでして
その後やっと自分の作曲をします。
こんな感じの毎日です。
こういう、多種多様な仕事をする方々とあって
刺激を受けて自分の芸術に取り込んで行けるのがNYのすごいところです。
少しでも参考になれば幸いです。
元気でいてくださいね!
みぎわ
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