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『呼吸を整える』文庫版 11月6日発売です

タイトルを見ると「呼吸法の本」だと思われるかもしれませんが、この本は「呼吸法」の本ではありません。

身心にとって呼吸とは何をもたらすものなのかということを整体の実践の中からあらためて探求しました。

深い呼吸は深い集中をもたらし、また深いリラックスを導き、深い眠りも生みます。

深い呼吸とは単なる長い呼吸ではありません。見かけ上の大きさでもありません。

深い呼吸の核心は、息を吐く(=呼)でもなく、息を吸う(=吸)でもない、呼と吸の間にあります。その間がゆったりとしていること、あるいは呼から吸へ静かになめらかに移行することにあります。 

この呼と吸の間に何が起きるのか ー 整体の現場で一つ一つ確かめながら身心両面から探求しました。

呼と吸の間で起きることは、場合によってははっきり感じたり、目に見えるような反応につながりますが、間(ま)そのものは静かで空っぽです。眠りに落ちる瞬間のように意識されないものです。

その“深淵”の周縁を一緒に探っていきましょう。

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