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他人軸に生きて何が悪い


自分軸で生きてないと言われ、「確かにそうだなぁ〜、だから息切れしちゃうんだろうな〜。」と思うけれど、何せ子供の頃から周りの顔色を伺って生きてきたもんだから「んなコト言ったっても……。」と。


それが良いとか悪いとかの意見を誰かに求め自分にジャッジを下したとしても、染み付いてしまった習性はなかなか変えようが無いんだよな〜と半ば諦めている。

だが、その自分自身の行動に対する傾向みたいなものが、ここ最近わかってきたようなことがあった。

例えば……

駅からの帰り道、駐車場に差し掛かろうとした時にいじめ現場に遭遇した。何人かの大人たちは通り過ぎ、見てみぬふりをしているのか気づいていないのか、その先で信号待ちをしている。
何だかとてつもなく怒りを覚えた私は、ツカツカツカとヒールで駆け寄り、私より大きないじめっ子たち相手に威嚇して、いじめられていた子を助けてあげたり……とか、


仲間が上司に言い出せない理不尽なことも代わりに伝えて改善してもらったり……とか、

ライバル会社と天秤に掛けられていた案件を、取引先へ出向いて担当の方へ直談判して仕事を取ってきたり……などね。


……と、ここまで語ると

「実冬は姉御肌だよね」と思われるだろうし、実際そんな風に言われたりもする。


それなのに……だ!

自分に嫌なこと言われたりされたりすることに関して、ほとんど言い返せないでいるのではないかーとある人から指摘され、今更ながらにハッとしたのだ。

ホント、意気地無しじゃん私って……。

他人のためには頑張れるのに、自分のことだとどおよ(笑)


でもね、


「他人軸に生きている=誰かに喜んでもらいたい」

その考え方が、今の自作の詩を書いて朗読する『実冬の味読』活動の基だったりするんじゃないのかな……と、ふと思う。

「自分だけが楽しければそれでいいじゃん!」てな考えで始めたなら、いつか飽きちゃうだろうし、きっと限界を感じて辞めてしまってたかもしれない。

「朗読イベントを楽しみにしてくれる人が一人でもいてくれるなら……」

と、より良いものを届けたい気持ちは年々強くなり、回を重ねていくことで寄り添い助けてくれる仲間も増えてきているもの。


一人だと憂いがちな未来も「ファンの喜ぶ顔が見たいから、仲間とより良いものを作り上げていきたい。」と少し先の未来を楽しみに描いていけるなら「他人軸で生きてきた私を少しは肯定してあげてもいいのかな……」って思うことにして。







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実冬- Mifuyu (ことばの表現者)
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