野良のキッザニア関係者
私たちが、社会に対して
何か影響を及ぼすことができたとしたら
「働くってことは
子どもにとって魅力的」ってことを
見えるようにしたことだと思う。
創業をきっかけに
小学校や幼稚園のPTAが主催する
「お父さんお母さんの仕事体験イベント」や
商業施設や鉄道会社が主催する
「関連施設での仕事体験イベント」が
一気に増えた。
「キッザニアみたいな・・・」と言えば
それがどういうものなのかが伝わり
楽しいだろう、人気が出るだろう、とも
思ってもらえるようになった。
キッザニア以前にも
保育園や幼稚園の「お店屋さんごっこ」など
子どもたちにとって「お仕事」が
憧れであり魅力であることは
知っている大人たちは知っていたと思う。
それを
子どものことをよく知らない大人にも伝え
その結果、「お仕事体験」という
新しいエンタメのジャンルが生まれた、って
言っても良いだろうか。
今では
「キッザニアみたいなこと」の担い手が
キッザニアという施設の直接の関係者や
スポンサー企業さんだけではなくなった。
社会の中で「キッザニアみたいなこと」を
子どもたちに提供する人、は
確かに増えたと思う。
さて。
20年前。2004年の9月に会社ができて
私は2005年の夏に入社した。
2006年に1つめの施設が開業。
2013年末に退職して
そこから11年が経つ。
今の私は、もう施設の関係者ではない。
ただ、私は今も、
「キッザニアみたいな仕事」を
実践している企業の仕事に携わっている。
しかも複数の会社さんと。
私は、施設の関係者ではなくなったけれど
今も社会の中で「キッザニアみたいなこと」に
携わる人であることには変わりがない。
だから、私はこれからもずっとずっと
野良のキッザニア関係者。
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今日はキッザニア東京18周年です。
おめでとうございます。