【絵本から広がるあそび】6さつ目『おおきく おおきく おおきくなあれ』
絵本を入り口にして、そこから広がるあそびのアイディアをご紹介します。
今回の絵本(紙芝居)は『おおきく おおきく おおきくなあれ』(まついのりこ:作 童心社)
どんな絵本?
こどもたちの「おおきく おおきく おおきくなあれ!」という大きな声でお話が前に進んでいく、参加型の紙芝居です。
小さなこぶたや、たまごや、ケーキが、自分たちの声のチカラで大きくなっていき、その場にいる子どもたちの一体感もどんどん高まっていきます。
最後のお楽しみは、みんなが大好きな大きなケーキ!
あそび① おおきくなあれ ちいさくなあれ
子どもたちに、「ちいさく ちいさく ちいさくなあれ」と声をかければ、きっと、しゃがんで、頭を両手で抱え込んで、ちいさくなってくれると思うのです。その時に、「わぁ!ちいさくなった!」と驚くと、子どもたちはとても喜びます。
ちいさくなった状態から、「こんどは・・・、おおきく おおきく おおきくなあれ!」と言えば、きっと、両手両足を伸ばして、ぴょーんと大きく飛び上がってくれます。そうしたら、また「わぁ!おおきくなった!」と、声をかけてみてください。
おおきくなったり、ちいさくなったり、その繰り返しを楽しみます。
そういう、日常の延長のような、「○○あそび」と名前のつかないような小さな遊びが、実はちゃんと子どもたちにとって楽しいんだよね、ということは、いつもお伝えしたいと思っています。
大げさなことでもなく、特別な準備が必要なことでもなく、ちょっとした言葉のやりとりや、身体を動かすことが、充分に遊びなのです。だから、大人たちは、気負わなくても、大丈夫。
あそびについて、もっともっと、気楽に感じてくださいね。
あそび② 風船で「おおきくなあれ」
油性マジックを使って、風船に絵を描きます。
「おおきく おおきく おおきくなあれ」の声に合わせて、風船を膨らませます。
おおきくなった!
ね。簡単でしょ?
なお、実は、小さな風船に絵を描いてから膨らますと、マジックで描いた線の色が薄くなります。
「おおきくなった!」を実感したい場合は、風船を膨らませた状態で絵を描き、その風船を一度しぼませてから遊ぶといいかもしれません。
あそび③ 大きなケーキを作ろう
紙芝居の中で一番印象的なのは、最後のケーキ。
ならば、紙芝居よりも、もっともっと大きなケーキを作っちゃおう、ということで、厚紙に色画用紙を貼って、ケーキのデコレーション遊びをしたことがあります。
茶色の色画用紙でスポンジ、白の画用紙で生クリームをイメージした形に切り、その上に、思う存分いちごを貼りました。もちろん、いちごだけではなく、他の果物とか、カラフルな丸い模様とか、何をトッピングしてもOKです。折り紙や色画用紙を使って、自分で飾るものを作ってもいいですね。
自分だけのオリジナルケーキ作りを楽しめそうです。
「おおきくなる」というのは、子どもたちにとって変化が分かりやすく、きっと、うきうきすることなんでしょうね。この参加型の紙芝居が、長く人気を維持しているのも、よく分かる気がします。
おおきい・ちいさいを切り口に、まだまだ色々な遊びができそうですね。
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いかがでしたか。
絵本から広がるあそび、楽しんでみてくださいね。
絵本から広がる遊びの説明は↓こちら↓