お・せ・ん・べ・い・や・け・た・か・な
輪になって座り、手のひらをぐいっと突き出して、その中の1人が、手のひらを1つずつ指でさしながら「お・せ・ん・べ・い・や・け・た・か・な」と唱える手あそび、経験ありますか?
子どもたちも小さい時は大好きで、裏も表もよく焼けると「あむあむあむ」と自分の手を食べる真似をして、嬉しそうでした。
絵本もあります。
絵本を読んだら、手遊びだけじゃなくて、モノを使っても遊べそうです。
厚紙を使っておせんべいを作ってみたらどうかしら。
・・・と思ったのがこちらの記事。
「お・せ・ん・べ・・・・」の手遊びは、3~4歳よりも大きい、ルールが理解できるお子さんにとっては楽しいあそびなのですが、それよりも小さい人にとっては、遊び方が難しい。でも、モノがあれば、小さい人でも楽しく遊べます。理屈は分からなくても、寝ている顔の「おせんべ」をひっくり返すと、こちらを向いてにっこり笑っている顔になったら、嬉しいですよね。
先日、遊ぶ相手が赤ちゃんたちだったので、少し厚みがあった方が遊びやすいかもしれない、大き目のサイズにしよう、と思って、ダンボールでおせんべいを作って、持っていったんです。
重たいものが届いた時に、箱を補強するために、ダンボールの底に、1枚余分に板ダンボールが敷いてあることがありますよね。それを使いました。
丸く切ります。ガムテープのロールを板ダンボールの上に置き、鉛筆でくるり、っとまるくなぞって、その線に合わせて切りました。
お名前ペンくらいの太さのペンで、顔を描きます。片面は寝ている顔。もう片面は、目もクチも大きく、変化が分かるようにしました。
これが、大ヒットだったんです。
3人くらいのお子さん(全員0歳)が気に入ってくれて、ずっとずっと、しゃぶっていました。厚さとか硬さがちょうど良かったんでしょうか。
キレイな板ダンボールを使っておいてよかったです。あちこち旅して、トラックに積まれたダンボールだと、赤ちゃんのクチに入るのはちょっと(かなり?)抵抗がありますものね。
ダンボールせんべいは、ふやけて、ふにゃふにゃになるまで、しっかりとカミカミされていました。
0歳児さんは、好きなものをクチで確かめることそのものが遊びだし、その後も、カミカミすることが遊びになります。だから、昨日の記事でも書いたように、あんまり手間がかかっていて、壊れちゃったら悲しくなるようなおもちゃは、無理して頑張らなくてもいいんです。
でも、こんな風に、すぐ作れて、ぐちゃぐちゃになっても、また作ればいいや、と思えるくらいだったら、気軽に作れると思いませんか?
年齢があがってきたら、自分で顔を描くのも楽しいですよね。
そんな訳で、「お・せ・ん・べ・い・や・け・た・か・な」のおせんべが、大人気でしたよ、というお話でした。ぜひ遊んでみてくださいね。