夏休みに楽しみたい「特別じゃない遊び」
特別じゃないあそび、って大事だと思っているんです。
もちろん、気合を入れて準備する遊びや、遠くまで出かける特別な遊び場やテーマパークでの遊びも、とっても楽しいこと。
でも、親子にとって、遊びは日常です。毎日毎日気合をいれなくても、ちょっとした工夫で楽しめる、家にあるもので盛り上がる、そういう「特別じゃないあそび」のアイディアを色々知っていると、毎日が「無理なく」「楽しく」なりますよね。
今日は、親子で家にいる時間の長くなる「夏休み」だからこそ楽しみたい、「特別じゃないあそび」をご紹介します。
小さなお子さん向けに。
■お風呂で水遊び
前日の残り湯を使って、お風呂で水遊び。牛乳パックの下半分に穴をあけたシャワーや、スポンジを使って水遊びをしたり、水鉄砲でかけ合ったり。終わったら、お風呂掃除も一緒にやってしまいましょう。
■おうちピクニック
部屋の中や、マンションのベランダ、お庭がある家はお庭にレジャーシートを広げて、いつもの昼食や夕食をお弁当箱に詰めるだけで、ピクニックごっこが楽しめます。いつものお弁当は衛生面から、なかなかお子さんに手伝ってもらえないけれど、家で食べるお弁当は暑い中持ち歩かないので、お子さんが手伝っても大丈夫。おにぎりを握る、ママの作ったおかずをお弁当箱に詰める、きゅうりやソーセージをピックに刺すなど、できることを何でもやってもらいましょう。
■芸術家ごっこ
普段は服が汚れるからと、なかなか体験できない絵の具遊び。それなら、「サイズアウトしたから、捨てるだけ」という服を着て、やってみませんか。水着でボディペイントでもいいですよ。ベランダかお庭にビニールシートを広げて、その上で絵の具遊び。絵の具は水で溶いたものを紙コップに何色か作っておけばOK。画用紙をあらかじめ濡らしておくと、水でにじんで面白い模様になります。
■バスの旅
乗り物が好きなお子さんなら、とことん乗り物に乗る、というのも時間がある夏休みならでは。バスの旅はどうでしょう。いつも同じ区間ばかり乗っているバス。終点までどんな道を通って、どんな所に着くのか知っていますか?外の景色が電車よりも近く感じられるバスの旅。いつもはいかない終点まで、のんびり行ってみませんか。
■1人でおかいもの
キャッシュレスでの支払いが増えたので、お子さんたちも、「お金を払って買い物をする」という体験が減っているんですよね。
夏休み、家族でスーパーやショッピングモールに行くことがあれば、「プチおつかい」にチャレンジできますよ。目の前のお店で「〇〇を1人で買いにいく」にチャレンジしてはどうでしょう。親子ともに安心して、小さなチャレンジができるかもしれません。
年長さんや小学生に
■色々シャーベット
一口大に切った果物や、色々な色のジュースなどを凍らせて、味や触感を楽しもう。ジュースは製氷皿に入れるのがおすすめ。1つずつ違った色と味の氷が作れます。
■お料理
普段は作らない料理に、親子でチャレンジしてみもいいですね。たとえば、うどん。足でしっかり踏んで、遊び感覚で作れそうです。パンは、発酵の温度と計量をきちんとやれば、見た目に大きく膨らむので盛り上ります。
親にとっても初体験の料理で、親子が同じ目線で、迷ったり戸惑ったりするくらいの方が、楽しめます。
■お泊りごっこ
家族ぐるみで仲良しの友達2~3家族で協力して、お互いの家に1泊ずつ泊まりあいっこをする、という遊びです。してみよう。特に遠くまで出かけなくても、子どもにとっては最高に楽しい時間になるし、親も久しぶりに子どもがいない時間は開放感があり、ちょっとしたリフレッシュになりそうです。
■すっごく早起き
「夏休みだから、時には夜更かし」という話はよく聞きますが、「夏休みだからあえてあえてすっごく早起き」というのは、あまり聞きませんよね。でも、まだ暗いうちからおきてみて、だんだん空が明るくなっていく変化を見る、という経験も長期休みにしかできません。早朝から出かけて虫取り、とか、明け方しか見えない星を見る、とか、ちょっとした特典があれば、早起きしたい気持ちになるかもしれません。もちろん「ちょっといつもと違う」を味わうことが一番の目的だから、早起きしてテレビを見たっていいんですよ。
ただ、一緒に早起きする親はちょっと大変ですね・・・。
■映画を見る
なーんだ、そんなこと、と思うかもしれません。でも、小学生のうちって、つい子ども向けの映画を観に行っていませんか。3、4年生以上になれば、大人向けの映画だって彼らなりに楽しみます。(もちろん、お子さんの好みと、映画のタイプにもよって若干の違いはありますが。)ならば、パパママイチオシの「往年の名作」を入手して、家族で映画鑑賞はどうでしょう。部屋を暗くして、飲み物やポップコーンを用意してもいいかも。最近の流行りよりも、「昔から好きだった」というちょっと昔の映画の方が、新鮮味と非日常感があり、おすすめです。ただ、くれぐれも親の好みは押し付けないように。ひと夏かけて、家族みんなのおススメを1作ずつ、でもいいですね。
夏休みの「特別じゃないあそび」まだまだ、一杯ありそうです。また、随時紹介していきますね。親子ともに、楽しい時間を過ごせますように。