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自分を守るためには 時に闘わなくてはならない

あらそいごとが、苦手だ。
子どもの頃は、そんなに苦手ではなかったと思う。お友達とケンカもしたし、男子対女子みたいな構図で、みんなでケンカした時も、真っこうから立ち向かっていたんじゃないかなぁ。

大人になるにつれて、あらそいごとを好まなくなった。当たり障りなく、過ごしている。嫌われるのがコワいんだと思う。

誰からも好かれるのなんて、誰にも自分を見せていないことと同義だと思うんだけれども、自分の振る舞いは、時に、誰からも好かれようとしているみたい。心のどこかで、誰にも嫌われまいと思っている。

普段は別にそれで構わない。魅力的だとは思わないけれど、さして支障もない。

ただ、時々、想いを闘わせる必要のある場面も、ある。誰かとぶつかったり、イヤな想いをしたり、もしかして傷つけるかもしれないけれど、それでも、言わなければいけないことが、時にはある。
争いたくないからと、自分自身にとって大切なことを言わないままにしておくことは、自分で自分を蔑ろにすることだ。

今、その場面のような気がする。
嫌われないように。いい人でいるために。当たり障りのない返事をして、相手に従っていれば、大きな波紋は起こらない。
でも、それでは自分が納得しない。納得しないままに、いい顔をして、本意ではない方法を選んでも、後で苦しくなると思う。きっと後悔する。

本意ではない道を、自分ひとりがガマンして進めば、きっといいことがあるかもしれない、と思いたくなるけれど、そんなに都合よくはいかない。
自分にうそをついても、幸せには、なれない。

あらそいごとは好きじゃない。誰かと闘うのもやりたくない。でも、自分を守るためには、時に闘わなくてはいけない。
さて。覚悟を決めるかの。


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