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「じっくりの遊び」を毎日発信して 気づくこと

心の準備ができていないのに
全国の子どもたちが、長期間、家にいなくちゃいけない!
という事態が発生して
私にできることは何だろう・・・と
管理しているFacebookページ「あそびのじかん」
毎日「じっくりのあそび」を紹介してきました。

(じっくりのあそびを紹介しよう!と思った気持ちはこちら)

自由に使える時間が、想定外に手に入ったのだから
それを活かして、いつもはできないような楽しいことが
できるんじゃないかと思ったのです。
誰かにお膳立てしてもらうのでなく
有り余る時間の中で、自分であれこれと工夫して楽しみ方を考える
自分が主体のあそび。

最初は「時間をかけてじっくり遊べること」を紹介したい、と思いました。
けれど、毎日続けるうちに
「じっくり楽しめるかどうかは 何を、ではなく、どう、あそぶかが
 大事だな」ってことに気づきました。
Whatではなく、How。

例えば。
かみひこうき、という遊びが
「じっくりのあそび」なのではなく
かみひこうき、という素材を使って
どう変化させるか。
どう工夫するか。
どう面白がるか。
そんな過程のあれこれが
「じっくりのあそび」なんだな、って。
https://www.facebook.com/playtime2016/posts/2829365597141181

そして、
あそぶのが上手な子どもたちは
理屈で説明はしないけれど
1つのことを自分なりに楽しむ姿勢を
自然に身に付けていると感じるのです。

ならば私たちが考えたいのは
どんな環境を保証し
どんな風に大人が関わり
あるいは、関わらなければ
そういう
「自分なりに楽しむ姿勢」を身に付けられるのか、ということ。

もちろん答えは1つではないけれど
いくつかのポイントはありそうです。

たっぷりの時間。
何度も試せる分量の素材。
心惹かれるものとの出合いのきっかけ。
馬鹿にされたり否定されたりしない。
多すぎでも少なすぎでもない承認。
意味とか価値とか成果とかを求めない。
試行錯誤や失敗を楽しむ大人の姿。

そういう環境を整えつつ
「じっくりのあそび」ができることを1つの育ち方の目安として
見守ったり、すこーし手を貸したりすることが
大人の役割かもしれません。

今回の、この想定外の長い休みが、大人たちにとっても、
子どもにどう遊んでもらいたいのか
そのために、大人はどう見守るのかを
考えるきっかけになったのなら、
それはそれで良し、と思いたいです。

【じっくりのあそび】シリーズは
「学校に行ってるハズの期間」が終わるのに合わせて
24日間で一区切りにしました。
とはいえ、子どものあそびはこれからも続くし
あそびがまなびであることも、変わらない。
これからも、
身近な遊びの風景や、遊びのアイディア
大人の遊びへの関わり方など
変わらず発信していこうと思います。

今回の毎日の投稿が、目にしてくれた親子にとって
楽しめることを見つける糸口とか
視点を変えるきっかけとか
そんなものになれたのなら嬉しいなぁと思うのです。

リンク元:こども×おとな×しごとプロジェクト


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