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訪日外国人数2024年最多記録更新:急がれる受け入れ態勢強化


1.2024年、訪日外国人数が史上最多を記録

2024年の訪日外国人数は、月間で300万人を超えるペースを維持し、先月10月には過去最多となりました。コロナ禍が終わり、円安の後押しもあり日本への旅行需要が急増しています。特にアジアを中心とした国々からの訪問が顕著に増加している今、万博開催も控え、さらなる増加が予想されており、観光地や宿泊施設の受け入れ態勢の強化を急がれています。

2024年10月に単月で331万人を突破

2.オーバーツーリズムによる課題

観光客の増加に伴い、オーバーツーリズムの問題も浮き彫りになっています。主要な観光地では、外国人観光客による混雑が地元住民や日本人観光客の不満を招くケースが増えています。また、混雑だけでなく、言葉の壁による弊害として、訪日観光客の方が困るだけではなく、日本人観光客が外国語で対応されてしまったりと、不快感を訴える口コミも散見されます。今後は万博の影響もあり、施設側にもさらにスムーズな外国語対応が求められていくのではないでしょうか。

3.急がれる多言語対応の強化

観光地に位置する宿泊施設や観光施設、多言語対応スタッフの配置や機械翻訳ツールの導入が進んでいますが、施設様の特性やオペレーションに合ったものを選ばれていらしゃいますか。

特に、クレーム対応や緊急時の案内など、細かくニュアンスを伝える必要がある場面では、AIや翻訳端末だけでは対応しきれないという声も上がっています。訪日観光客の多様化の影響が各地で見られており、AIの技術と人のスキルをうまく併用することで、対面の対応だけでなく電話対応なども包括的に活用していただいている施設様も増えています。

4.AI時代における人による対応の価値とは

AIが最盛期を迎える今、観光地や宿泊施設での外国語対応において、人が直接対応する価値とはどのようなものがあるでしょうか。

まず、クレーム対応や緊急時の案内では、単なる言葉の通訳にとどまらず、相手の感情や背景に配慮しながらコミュニケーションを図ることが求められます。特に、訪日観光客がストレスを感じるシチュエーションでは、言葉のニュアンスや感情のくみ取りにより相手に寄り添う対応ができるため、日本人のお客様への対応時と遜色ない形で対応していただけます。

いざタブレット上にオペレーターが出てくると、少々驚かれる反応も見られますが、その後はスムーズにお話しいただけるお客様がほとんどです。同じ通訳ツールという一つのくくりであっても、「タブレットの中の人に対応してもらった」や「母国語で対応してもらえた」などの口コミにつながることも少なくありません。

AIの進化に伴い効率化が進む一方で、人材不足と言われる観光業界において、施設スタッフ様の柔軟で丁寧な対応の価値は、ますます重要視されています。

5.でんわ通訳・みえる通訳の導入事例

こうしたニーズに応えるソリューションとして、多言語対応を実現する「でんわ通訳」や「みえる通訳」が多くの施設様でご利用いただいています。

でんわ通訳は、施設様でご利用中のビジネスフォンで利用可能なため、デバイス購入などの初期費用を最小限に抑えられます。3者間通話を用いた外国語対応が、最大24時間365日可能であり、施設への直接のお電話や、宿泊施設であれば内線対応など、幅広い用途でご利用いただいています。

また、タブレットを活用した「みえる通訳」は、でんわ通訳と同様に多言語対応を実現しながら、対面での視覚情報を活かしたコミュニケーションが可能となっています。これにより、日本語しか話せないスタッフ様でも安心して外国語対応が可能となり、外国語対応可能スタッフを呼びに行く手間や、クレーム対応で対応が長引くことを減らせるのではないでしょうか。

まとめ

2025年の万博をはじめとする国際的なイベントに向けて、訪日外国人数の増加が続く中、多言語対応の重要性はますます高まっています。
効率的かつ効果的な外国語対応を実現するために、訪日観光客だけでなく、スタッフ様にも寄り添った対応のお手伝いをさせて頂けますと幸いです。


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