梅仕事

実は今まで梅仕事とやらをしたことがなかった。
なんの気まぐれか今年は南高梅で甘露煮を作ってしまった。
たまたま見かけた動画で梅シロップを仕込んでいたので自分も作りたいと思ったのだ。
ちょうど蒸し暑くなってきていたのでソーダ割りがとても美味しそうだったから。

いろいろ調べてみると青梅か南高梅かで若干作る手順が違うようだ。
ラッキーなことに1キロの南高梅が半額で手に入った。
ちょうどお試しで作るにはうってつけ。
タイミングがいい。

好みのレシピを見つけたので、見よう見まねで作ってみた。
初めての割には美味しくできたので、来年も作る意欲が湧いた。
まだ梅の時期ではあるので、もう一度仕込んでもいいんだけど。
それにしても「仕事」と付くだけあって難しくはないが手間がかかる。
洗ったり掃除して一晩アク抜きするのはまだいいんだけど、一度火にかけ始めると割と付きっきりの仕事になってしまう。
昔ながらの梅干し作りなどはもっと根気が要りそう。
お天気とも相談しないとだし。
でもこの手間を超えた先に美味しい甘露煮と梅シロップが出来るのが身をもって分かったので、また作りたいと思ってしまうんだよな。

先日、行きつけのスーパーで赤紫蘇が売っていたので、これもシロップを作ろうとして買ってきてしまった。
煮て色素の抜けた赤紫蘇も再利用すると「ゆかり」としてふりかけに変身できるので楽しみ。
こちらは梅を扱うよりは手順も簡単。

「なんでシロップ?」
それはジュースより日持ちがするから。
以前庭のミントを摘んで作ったミントシロップもまだいくらか残っている。
ライムを搾ってヴァージンモヒートにするのが目的で作った。
そして夏場の方がソーダ割りが美味しくいただけるので、シロップにしておく方が保存や使い道の上でも便利なのだ。

蒸し暑い夏を乗り切る昔ながらの知恵に今更ながら感心している。

mielのえいよう。ありがとうございます!